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私の名はナルヴァルック
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2010/08/31 |
JAN | 9784087814613 |
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私の名はナルヴァルック
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
アラスカの最北端に暮らすエスキモーの村に滞在し、家族同然の仲となった日本人女性。ナルヴァルックというのは長老の奥さんの母親の名前をもらったもの。滞在中に見聞きし体験したことがとても丁寧に書かれていて目に浮かぶような新鮮さ。また、自然の中で生きる民にも近代化の波が押し寄せているわけ...
アラスカの最北端に暮らすエスキモーの村に滞在し、家族同然の仲となった日本人女性。ナルヴァルックというのは長老の奥さんの母親の名前をもらったもの。滞在中に見聞きし体験したことがとても丁寧に書かれていて目に浮かぶような新鮮さ。また、自然の中で生きる民にも近代化の波が押し寄せているわけだが、そのことは否定も全面肯定もし難い訳で、その葛藤も伝わってくる。難しいのは承知の上で、一度は体験してみたい世界である。
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洗練された箇所とそうでないところのばらつきが気になる。内容がおもしろいところはぐいぐい引き込まれた。冒頭の問題提起が冒頭だけで終わっているのが残念。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
女性である著者が一人でエスキモーの村に行き、そこで暮らし、そして目の当たりに見たエスキモーの暮らしを外から聞きかじったレポートではなく、彼らと一緒に暮らして書き上げた、いま現在のエスキモーの本当の暮らしです。 題名になっているナルヴァルックという名前は、住まわせてもらったエスキモーの母からもらった名前です。 この平和できれいな自然の中に暮らすエスキモー達に迫った核実験や核廃棄物を捨てられた土地に、昔から住んでいた彼らが同化政策で本来のエスキモーでなくなった生活をしているが、それでも彼らの中に残っているエスキモーの伝統や誇りを家族の中から体験した事が書かれているので、まるで読んでいて、一緒に鯨の生肉を食べている自分をイメージしてしまいました。 アメリカの文化や便利が入り込んで、彼らの生活が大きく変わってきているが、それが幸せな事なのか、また、そのままでいいとは思わないが何故、こんな政策で取り込まれてしまったのか、考えさせらル事も多々ありました。 写真はないけど、いろいろな事が読んでいて目に浮かんでくるようで、読みやすい女性の筆者の優しさとあわせて心地よい本でした。 かといって、上っ面でない、一緒に暮らさなければ分からないエスキモー達の生活や今がしっかりと伝わってくる一冊です。
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