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黒檀 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集Ⅲ-02
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/08/11 |
JAN | 9784309709666 |
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黒檀
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黒檀
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商品レビュー
4.4
14件のお客様レビュー
これだけ深く現地に入り込み、自身と違う文化をフラットに描写できるのはとんでもない才能だと思った。イザベラ・バードみたい。 過酷な気候、奴隷貿易、植民地時代の負の名残り、部族間の対立、いろいろな要素が影響して今のアフリカがある。
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221105*読了 こちらも今となっては入手困難で、価格が上がっていたため、メルカリで購入。 世界文学全集だけれども、こちらはルポルタージュ。 ルポルタージュが文学として選ばれたことに驚いたけれども、読後は納得しました。 1960年代から90年代の移りゆくアフリカをリアルに伝え...
221105*読了 こちらも今となっては入手困難で、価格が上がっていたため、メルカリで購入。 世界文学全集だけれども、こちらはルポルタージュ。 ルポルタージュが文学として選ばれたことに驚いたけれども、読後は納得しました。 1960年代から90年代の移りゆくアフリカをリアルに伝えてくれているのだけれど、確かにこれを文学と捉えてもいいのかもしれない。 それにしても、今、日本に住んでいる自分と比べると、アフリカでの生活はあまりにも違いが多すぎて戸惑う。 アフリカに生まれ、暮らしていればそれが当たり前なのだろうし、外部の情報を得なければ、比べることもできない。 この人生を受け入れ、死んでいくしかない。 でも、日本にいる自分からするとあまりにも過酷。 植民地時代もそうだし、独立後も結局、困難の中で生きている市井の人たち。 この人たちを救おうとしても、物資を送ったところで武装集団に奪われてしまう。それでもおこぼれが受け取れるのなら、送らないよりはマシなのか? 殺し合いが当たり前、子どもたちこそ兵士になる、なんて考えただけでも恐ろしすぎる。 我が子を兵士になんて、させたくない。 価値観、考え方があまりにも違いすぎる。 でも、現実としてそれが存在していた。今もどこかでは存在しているのだろう。 「黒檀」で書かれているのは90年代までなので、2020年代の今は変化もあるとは思う。 「Factfulness」で話題になったように、現状は改善しているのかもしれない。 でも、それはあくまで先進国の人間が言っていることであって、実際に我々がアフリカで暮らせるかというと、それには同意できないだろう。 同じ人間なのに。こうも違うとは。 ただ、こちらの幸せを押し付けるのもどうなのかとも思ってしまう。 いろんな思いが錯綜して、どうにもならない。 すっきりとすることはなくて、ただ全てが悲惨で重くなりすぎるわけでもない。この本は援助を訴えているわけでもないから。 ただ、ありありとアフリカの各国々での出来事、価値観を伝えているだけだから。 こんな世界もあるということ。それが知れたのは、この本のおかげ。
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アフリカを行ったり来たり、死にかけたり生き延びたり。 これ以上はないと言える。 ルポタージュの代表的な作家らしい。 誰にでも勧めたい、
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