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ミドルクラスを問いなおす 格差社会の盲点 生活人新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
| 発売年月日 | 2010/08/07 |
| JAN | 9784140883266 |
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ミドルクラスを問いなおす
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商品レビュー
2.5
3件のお客様レビュー
おもしろかったところ ・ミドルクラスに対するある種の心理学的説明。第二組合を用いた第一組合潰しの後に、第二組合にも抗して資本が権力を再獲得するという筋書き。「負い目」の感覚の剔出。 ・資本の都市開発戦略として郊外化に続き展開されるジェントリフィケーションに伴う、都市下層民に対する...
おもしろかったところ ・ミドルクラスに対するある種の心理学的説明。第二組合を用いた第一組合潰しの後に、第二組合にも抗して資本が権力を再獲得するという筋書き。「負い目」の感覚の剔出。 ・資本の都市開発戦略として郊外化に続き展開されるジェントリフィケーションに伴う、都市下層民に対するミドルクラスの敵意や「心の平穏」の希求。 ・コモンズを単に物質的に捉えるのではなく、共同体そのものや実践を含めたものとして捉えている。ショック・ドクトリンという方法を暴くことによって、コモンズの資本への従属が唯一の道ではないことを示し、コモンズの資本からの自律という別の道への希望を提示する。 ・その際、能力は個人的なものではなく、コモンズからの授かりものであるという視点も提示される。 きになったところ ・資本と反資本の単純な二分法が気になった。「資本」という一般化、そこに悪意を見出していく書きぶりは、いくらか陰謀論に近づいていかないだろうか。 ・とはいえ、敵を名指すことによって可能になる行動とか与えられる希望もある。
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特に勝ち組意識もない日本のミドルクラスをやり玉に挙げているために、本書の評価は大きく分かれるだろう。前半、第二組合成立の経緯から現在のミドルクラスの存在をたどる試みでは、ネオリベ的改革によって寸断されようとしている大企業ホワイトカラーの紐帯=労組の存在そのものが矛盾に満ちたものであり、何十年か昔に繁栄を謳歌したとされる日本の中間層もまたそのような矛盾に満ちた存在であることが暴かれる。いや、このようなことは特に暴く必要もなく戦後史の中で自明に横たわっている事実であるが、大多数が目を向けたくない事実であるために、隠蔽されたように見えるだけだ。その意味で戦後史の時空間の中で忘れられた「第一組合」は「沖縄」や「加害者としての日本像」に重なるものがある。 具体的でリアリティのあった前半に比べて、ミドルクラスなるものの世界史的な位置づけを意図した後半部分はやや性急で未消化な感がある。資本の外部としての「コモンズ」についても少しきれいごとに過ぎる感じがする。
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ミドルクラスとは、アッパークラスに入りたくて努力するクラスと定義されている。いつまでも山登りが終わらない、焦燥感。まさに自分のことだと思った。作者は、もうアッパークラスへの羨望はやめ、クラスから解放されたらどうかと問いかけている。
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