神様の階段

今森光彦【著】

• 販売会社／発売会社: 偕成社
• 発売年月日: 2010/08/01
• JAN: 9784033318707

商品レビュー

2024/10/03

○日本の棚田の本かと思って手に取ったら、バリ島の棚田の本でした
○田植えする田んぼと稲刈りをする田んぼが隣り合っている！！！年中作付けが出来る。
○どうぞ、いつまでもこの光景が続きますように

・熱帯の島に美しい田んぼが残っている
・島の人に神聖な場所として大切にされているアグン島、豊かな里山の風景が広がっている
・小さな川が血液のようにあぜ道と土手を通り、田んぼ全体が生きもののよう
・田植えする横で脱穀している
・パッチワークのような模様
・働く喜び
・人と牛とアヒル、少年
・夜明け前の棚田
・デウィ・スリ、豊作の神様
　一日三回の神様へのお祈り
・田んぼは神様の階段

2019/06/13

12分。読み聞かせに。今森光彦さんの美しいバリの写真絵本。人々の生活と田んぼに関わる動物や神様の説明もあり。稲の勉強をする5年生に。

2014/02/17

図書館で面出しされていたときに目にして、なんてきれいな場所だろうと思ってから、タイトルも忘れてしまっていた
書架をみているときに見つけて手に取ると、これも今森さんの作品であることが嬉しい驚きだったので、借りた

インドネシア・バリ島に残る、むかしながらの田んぼと、そこに暮らす人々の写真と文章の本

「神様の階段」の意味がわかった
出てくる棚田の写真は、私が見たことのある写真や映像のものよりも、横に細長く、段が細かい
写真をみていると、地球上に存在するのが信じられないような、どこかのファンタジーの国の風景を見ているような感覚になってくる
バリ島の人々には、人類が動植物の頂点にあるというようなおごりは、きっと、ない
人々の自然への感謝は、自然と流れていくようだ
地球に動物の一種として、循環して生きているのだと感じる
夕ぐれの紅と藍の空、夜明けの田んぼの写真をみるだけで、ほうっ、と息が出そうになる
行ってみたい場所だ