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おにいちゃんのハナビ 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2010/08/05 |
JAN | 9784022645630 |
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おにいちゃんのハナビ
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商品レビュー
3.7
15件のお客様レビュー
新幹線の中で泣いてしまった。短いレールを走り抜けた妹。一緒に手を繋いで走っていたはずなのにどこでポイントが切り換わったのだろう。行き止まりの線路に入ってしまった妹。少し迂回した兄。暗闇の中に線路が延びて居るはずなのに先が見えない... そんな暗闇に赤い花火とオレンジの花火が打ち上...
新幹線の中で泣いてしまった。短いレールを走り抜けた妹。一緒に手を繋いで走っていたはずなのにどこでポイントが切り換わったのだろう。行き止まりの線路に入ってしまった妹。少し迂回した兄。暗闇の中に線路が延びて居るはずなのに先が見えない... そんな暗闇に赤い花火とオレンジの花火が打ち上がる。届けよ想い。照らせよ未来。君の思い出と共に進む線路を照らせ。
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実話に基づく、物語。 分かっちゃいるが、泣かずにはいられない。 白血病。 とある家族の、兄弟の、小さな町の物語。小さな町だからこその、繋がりが素晴らしい。都内では、今日日、近所との繋がりなんて、ほぼ皆無に等しいしね。 ラスト20〜30ページは泣きっぱなしでした。
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- ネタバレ
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小千谷の田園風景を思い出しながら読む。 映画はもっと画面でみせられるんだろうけど、小千谷な空気がイマイチ感じられなかったのが残念。 異様に元気なハナちゃんと、それに引っ張られながら自分の居場所を探してる太郎くん。 「登場人物が死んだのが悲しくて泣くのは感動じゃない。」って、小学生の頃に庄司陽子の漫画を読んで決めたけど。 太郎くんの前向きになっていく姿にも涙。 「これからも『お兄ちゃん』って呼んでよ。ずっとハナの兄貴でいたいから」 本当にみんなこんなにイイ人?なんて思ってしまうけど。 一人称でもあまり掘り下げない距離の取り方が絶妙な感じ。 いくらでもジメジメウジウジできそうなだけに。 爽やかな読後。
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