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ともに公共哲学する 日本での対話・共働・開新
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京大学出版会 |
発売年月日 | 2010/08/01 |
JAN | 9784130101172 |
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ともに公共哲学する
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公共するとは、他者と共に対話する、共働する、開新することだと筆者は繰り返し説く。公共の政治とは、「ために」の政治ではなく、「ともに」の政治である、と。そのことが、中国、韓国、日本等近隣アジアの未来に繋がると、切なる願いを込めて語り続けてくれる。 白樺教育館の武田康弘氏との往復書簡...
公共するとは、他者と共に対話する、共働する、開新することだと筆者は繰り返し説く。公共の政治とは、「ために」の政治ではなく、「ともに」の政治である、と。そのことが、中国、韓国、日本等近隣アジアの未来に繋がると、切なる願いを込めて語り続けてくれる。 白樺教育館の武田康弘氏との往復書簡、越後妻有の大地のトリエンナーレで北川フラム氏の呼びかけで行ったというレクチャー、新聞記者土田修氏と語る日本のマスメディアの危機について(ジャーナリストという意識がなくなっていることについて)、NPOの全体像についてと、金氏がまさに「対話する」相手も、非常に興味深かった。 筆者が感じる日本人の特性について、鋭い感覚ででも、遠慮がちに書かれている部分が時折あり、それもとても響いた。日本人の言葉に対する認識の軽さ(言葉を大切にしない)、哲学的思考をする粘り強さが欠けているように感じること、哲学対話を色々な国で行ってきたが、日本では「論」はあっても、「心」を感じないということ、諮問会議に出ても「何のためにいるのか」と感じて、大事にされていると実感できない等。私自身も感じることであるゆえに、響いたのかもしれない。 公共哲学について学びを深め再読したい。金氏の言葉から:「国家が変わり、社会が変わり、そして人間が変わるというのは、時間と努力が多大にかかることです。しかし、絶望も放棄も、冷笑も禁物です。今ここでとりあえずできることからやりはじめるというのが大事です。」
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