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ワールド・イズ・ブルー 乱獲、汚染、絶滅 母なる海に迫る危機
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経ナショナルジオグラフィック社 |
発売年月日 | 2010/07/26 |
JAN | 9784863131125 |
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ワールド・イズ・ブルー
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商品レビュー
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著者は海洋探検家、海洋学者で、海洋版「Google Earth」の生みの親として知られる。 この本は2009年の「世界を変えようとしている人物」に贈られるTEDプライズ賞での発表と関連している。 内容は三部に分かれている。 第一部は「海は無限じゃない」と題し 今まで、無限に獲...
著者は海洋探検家、海洋学者で、海洋版「Google Earth」の生みの親として知られる。 この本は2009年の「世界を変えようとしている人物」に贈られるTEDプライズ賞での発表と関連している。 内容は三部に分かれている。 第一部は「海は無限じゃない」と題し 今まで、無限に獲り続けられると思われていた水産物やほ乳類や、廃棄されているゴミの現状を、豊富な探索の経験に基づいたリアルな文章で綴っている。 とくに水中でクジラに観察された話はとても感動的だ。 第二部は「危機の現実」と題し 生物多様性から、資源、気候変動による海洋の化学組成にまで範囲を広げて、今現実に何がおこっているのかを紹介している。 海洋については、まだまだ調査方法が限られており、人々の関心も低い事から、知られていない事調査されていない事が多くある。 それらを、南極大陸のペンギンについてや様々な生物と著者との関わりも織り交ぜて、わかりやすく説明している。 第三部は「海の未来のために」と題し 近年、どのような調査が行われているか、国際法や保護区の現状、今後の発展が期待される水産業について述べている。 詳細な国際法や会議についての部分は一般向けには少し難しいかもしれない。今、海を守るためにどのような対策が行われているかの概要がまとめられている。 最後に著者は「知る事から行動へ」と述べている。 この本は、地球の大部分を占める海について、まず「知る」ことの助けになるだろう。 なお、あとがきに変えてTEDカンファレンスでの講演が載せられており、本書の内容が約10ページにまとめられており読みやすい。 あとがきから読み始めても良いかもしれない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 専門分野である海洋化学にか関する章では、多少表現がオーバーなのでは?と思う部分もあった。 他の章においてもそのような傾向があるのかもしれないが、海洋における問題の概要をつかむには、面白く適した本だと思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
地球上の生命は生物多様性のもとで成り立っている。 それを破壊することは自らの首を締めることだと人間は気づかない。 ってこと。 牛や鶏はよくて、なぜ捕鯨はいけないかの視点はおもしろい。 牛や鶏は人間が餌を与えたり、それなりの手間をかけて育てて、その後に食べるのでOK (この論理だと栽培する植物や養殖の魚もOKってこと?) 捕鯨や漁業で得る魚類は、自然の中で長い年月をかけて成長したものであり、それを人間がかっさらうのはダメ。 クジラやイルカが頭がいいから的な理由もあったが、それはただの感情論だと思う。 無差別に乱獲するトロール網がよくないのは納得出来る。
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