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つばさものがたり
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2010/07/31 |
JAN | 9784093862844 |
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つばさものがたり
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商品レビュー
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人が生きるということ、人生の充実感や幸せとは
26歳のパティシエール「小麦」が、家族の助力を得て夢だった洋菓子店を開店し、皆に長く愛される美味しいケーキ作りに正に命をかける、優しくも切ないメルヘンチックな家族小説である。中でも不思議な能力を持つ幼い甥っ子「叶夢」が、小麦に生きる希望と力を与えてくれる存在となり、一見物語にそぐ...
26歳のパティシエール「小麦」が、家族の助力を得て夢だった洋菓子店を開店し、皆に長く愛される美味しいケーキ作りに正に命をかける、優しくも切ないメルヘンチックな家族小説である。中でも不思議な能力を持つ幼い甥っ子「叶夢」が、小麦に生きる希望と力を与えてくれる存在となり、一見物語にそぐわない表題の秘密の鍵も握っている。小麦の、降りかかる困難にめげそうになりながらも、自分の生を全うしようと奮闘する明るくひたむきな姿に愛おしさを覚え、いつしか奇跡を信じたくなる。小麦を支える家族や周囲の人々の思いやりや温かさにも胸が熱くなる。人が生きるということ、人生の充実感や幸せとはどういうことなのか、改めて考えさせてくれる。
fugyogyo
雫井脩介さんは 『火の粉』『望み』に続き3作目 『つばさものがたり』 今回は既読の2作と全く趣の違った作品だった。 【あらすじ】 亡き父との約束を果たすべく、パティシエを目指す26歳の小麦。だが夢を追いかける道半ばにして乳癌が見つかり、転移、再発と病魔が襲う。 一方、小麦の兄...
雫井脩介さんは 『火の粉』『望み』に続き3作目 『つばさものがたり』 今回は既読の2作と全く趣の違った作品だった。 【あらすじ】 亡き父との約束を果たすべく、パティシエを目指す26歳の小麦。だが夢を追いかける道半ばにして乳癌が見つかり、転移、再発と病魔が襲う。 一方、小麦の兄である代二郎の息子 叶夢は一風変わった子供で、彼にはレイという名の天使が見えるというのだが・・・ 【感想】 雫井脩介さんは社会派ミステリーのイメージだったので、のっけから天使登場というまさかのファンタジー要素に驚愕・・・ きっとこれも重要な伏線なんだろうと展開を期待して読み進めたが、案外シンプルに纏まったお涙ホロリの感動小説だった。 あれ?とっても温かいお話なんだけど、 求めている感じと何かが違う。 雫井脩介さんの既読作品に比べインパクトが弱めで、なんだか物足りなさを感じる作品だった。 例えば、レイの存在が唯一見える叶夢くんだが、彼自身の心の内側が隠されたままで、あまり精神的な成長も感じられない。父代二郎が感じる目に見える成長ではなく、叶夢くん目線での展開や描写が欲しかった。それを期待し過ぎたからか、何度も出てくる叶夢くんとレイとのやり取りには、中弛み感を覚えた。 また、小麦が病状をひた隠しに孤軍奮闘する姿が見ていて痛々しく、独りよがりにも感じてしまった。家族に隠し通せる筈がないのに病状を打ち明けずにいることが、自分を追い込み、その結果が大切な家族にも辛い思いをさせるとは思い至らなかったのだろうか。 同情は出来るが、共感が難しかった。 余談だが、ラストは出来れば再出発した店舗に新たに迎えられたメンバーが活躍している姿で終えて欲しかった。レイが迎えに来たのは予想通り過ぎて、やはり物足りなさを感じた。 本作は雫井脩介さんの初読みには、素直に感動する心温かい作品だと思う。ただ、他作品とのテイストが違い過ぎて、期待値をあげ過ぎたからか、私にはやや消化不良だった。
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ファンタジー要素強めだが、あたたかい空気感が良かった。前半で中々苦しい状況からの、後半での巻き返しにどんどんのめり込んでいった。ラストは感動して涙が出た。
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