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文士の魂・文士の生魑魅 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/07/28 |
JAN | 9784101385150 |
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文士の魂・文士の生魑魅
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文士の魂・文士の生魑魅
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
「最後の文士」と言われる、車谷長吉の小説評論でもあり、また小説入門でもある。 言うまでもなく、小説には多くのジャンルがある。例えば、青春小説があり、歴史小説があり、宗教小説があり・・・と、枚挙に暇がないくらい、多岐に渡っている。これは小説を様々のジャンルに分けて、車谷が気に入...
「最後の文士」と言われる、車谷長吉の小説評論でもあり、また小説入門でもある。 言うまでもなく、小説には多くのジャンルがある。例えば、青春小説があり、歴史小説があり、宗教小説があり・・・と、枚挙に暇がないくらい、多岐に渡っている。これは小説を様々のジャンルに分けて、車谷が気に入った小説をジャンルごとに紹介していく形式を取っている。 こんなことを言うと釈迦に説法なのだが、車谷長吉は、小説のジャンルを全て読みつくした作家である。それも、かなりの量を読んでいると察する。そうでないと、これだけジャンルを分けて、濃密な小説紹介は出来ないだろう。 私も、数多くの小説を読んでいるつもりだったが、やはりプロが読むと、こんなに小説が輝く読み方があることに驚嘆させられる。そう思う度に、過去に読了した小説を、また読み返したくなるのである。
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「ふるさとは泣きぼくろのようなものだ」はなかなか良い。田辺聖子の文章もいい。もっと良いのは、池内紀や蓮実重彦や出口裕弘などの学者先生の小説の「へたさ加減」にうんざりしているという記述。目下の文学状況(もうそんな言葉自体ないが)であるから、とことん性根から文学やってほしいとも思う。
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やっぱり私はこういう粋な厭世家が好きだ。 大事なのは魂! 日本の文学小説についてそれぞれのテーマで3冊ほどを挙げて紹介している読書エッセイ。(エッセイなのか?)
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