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丸山眞男 人生の対話 文春新書
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丸山眞男 人生の対話 文春新書

中野雄【著】

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丸山眞男 人生の対話 文春新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2010/07/20
JAN 9784166607631

丸山眞男 人生の対話

¥220

商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2026/02/24

前著『丸山眞男 音楽の対話』(1999年、文春新書)と同様、長年にわたり丸山眞男と交流のあった著者が、丸山の思い出を語った本です。 前著でも、音楽家の教育というテーマをめぐって、丸山の教育論にかんする著者の解釈が語られていましたが、本書でもおなじテーマがべつの観点から語られてい...

前著『丸山眞男 音楽の対話』(1999年、文春新書)と同様、長年にわたり丸山眞男と交流のあった著者が、丸山の思い出を語った本です。 前著でも、音楽家の教育というテーマをめぐって、丸山の教育論にかんする著者の解釈が語られていましたが、本書でもおなじテーマがべつの観点から語られています。昭和音楽大学で「音楽概論」の講義を受けもつことになった著者に、丸山はフルトヴェングラーの『音と言葉』を紹介します。「判じ物」のようなこたえにとまどいながらも、あらためて『音と言葉』をひもといた著者は、そこに講義のいとぐちを見いだすことになります。 すでに前著で、丸山が思想史研究の方法を演奏家の役割にたとえて語っていた文章が紹介されていましたが、そこで語られている内容はたんに思想史の研究や音楽の演奏に限定されるものではなく、丸山の人生観にまで通じるような内容だったということがうかがえるエピソードに思えました。 もうひとつ、本書のなかで興味深いテーマは、池田隼人内閣の「所得倍増計画」の立案者とされた下村治をめぐる話です。著者が日本開発銀行に勤務していたときの下村とのかかわりについての回想と、下村理論を丸山に説明したエピソードが紹介されています。丸山は、下村理論について立ち入った見解を語ってはいなかったものの、経済成長後の日本社会のありかたと、そうした時代において政治学者がはたすべき役割について、見通しを誤ったと認めていたことが、鶴見俊輔との対話のなかで語られていることを著者は紹介しています。丸山は、体調不良が直接の原因ではあるものの、政治評論の表舞台から去り、東京大学の教授も早期退職する決断をした理由は、『自己内対話』のなかで率直に語られていますが、その遠因として、大衆社会の到来という日本社会のあらたな状況に対処するための方途を見いだせなかったことがあげられるのではないでしょうか。本書で明らかにされている丸山の態度もまた、そのような観点から理解することができるように思います。

Posted by ブクログ

2011/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 死後十余年を経ても、いまだに熱烈な支持層を誇る政治思想史の巨人・丸山眞男。 半世紀にわたって師事した著者ならではの視点で、一代の碩学の真の姿や意外な側面を浮き彫りに。 また折に触れ示された言葉の数々を初めて明らかにする。 [ 目次 ] プロローグ 丸山眞男伝説と二つの対話 第1章 志と地位と―「であること」と「すること」余談 第2章 独学と原点思考の効用―フルトヴェングラー『音と言葉』に寄せて 間奏曲1 丸山眞男異聞 第3章 人間と時代を観る眼―“時代の才能”と“精神的エネルギー” 第4章 造語の名人・丸山眞男―その意味するもの 第5章 「卒業現象」と日本のエリート層―「タコツボ」と「ササラ」のこと 間奏曲2 丸山塾と丸山道場 第6章 一九六〇年の丸山眞男と下村治―日米安保と高度成長 第7章 一九六〇年以後の二人の“教祖”―ゼロ成長、労働組合、アメリカ エピローグ 世を去る作法 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

2011/04/10

【読書】死後十数年後の今日においても圧倒的な存在感を放つ政治思想家である丸山真男。その丸山に半世紀に渡り師事した著者が記す丸山の極めて人間的な一面。 丸山真男は高校時代に「日本の思想」を読んで非常に衝撃を受けた人物。十数年を経た今も読むと新たな発見がある。また読み直そうかと思う。...

【読書】死後十数年後の今日においても圧倒的な存在感を放つ政治思想家である丸山真男。その丸山に半世紀に渡り師事した著者が記す丸山の極めて人間的な一面。 丸山真男は高校時代に「日本の思想」を読んで非常に衝撃を受けた人物。十数年を経た今も読むと新たな発見がある。また読み直そうかと思う。 「勉強とは本を読むことではない。実社会の経験と何より他人と出会い、相手から何かを吸収すること。組織の中に埋没することなく、広くヨコに付き合うことが大切」(213ページ。丸山のコメント。一部抜粋)

Posted by ブクログ

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