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水晶萬年筆 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2010/07/25 |
| JAN | 9784122053397 |
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水晶萬年筆
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水晶萬年筆
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商品レビュー
3.7
61件のお客様レビュー
十字路をテーマにした短編集。 どの話も、起承転結の起伏が緩やか+詩的な比喩表現+独特の設定&感性を持つ主人公視点での物語展開なため、正直好みが分かれそうだな〜という印象。例えば夜に種を撒いたり、ルパンの弟子になってみたり。日常と地続きのSF、という感じかな。
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本書『水晶萬年筆』は、直前に読んだ『十字路のあるところ』に加筆・修正を加え、改題し文庫化したものとのこと。いや、分かってて読んだんです。そうです、知らずの連続2度読みではなく、意図的連続2度読みなんです。 私には、特に推し作家さんの単行本と文庫本を両方揃える趣味はありません...
本書『水晶萬年筆』は、直前に読んだ『十字路のあるところ』に加筆・修正を加え、改題し文庫化したものとのこと。いや、分かってて読んだんです。そうです、知らずの連続2度読みではなく、意図的連続2度読みなんです。 私には、特に推し作家さんの単行本と文庫本を両方揃える趣味はありませんが、今回、意図的連続2度読みの決定的な理由がありました。 それは、単行本の6つの物語の元になったモノクロ写真、その各扉に書かれた「十字路の探偵」が、本書でカットされているからです。つまり、本書は単なる文庫化ではなく、似て非なるもの‥。で、印象はどう変わる? と思った次第です。 勝手な解釈ですが、写真をカットすることで物語の余白を広げ、読み手の想像の幅を広げたかった(輪郭を与え過ぎない)のかな、というのが一つ。 さらに、「十字路の探偵」も封印し、下味をつけた探偵を馴染ませ、熟成させて別の物語をつくりたかったのではないか、それが最新刊に結実したのではないか‥という妄想です。 『十字路のあるところ』の最後の一文(十字路の探偵その六)が、「十字路の探偵の仕事はまだ終わらない」でしたし‥。 単行本と2冊並べてページをめくると、加筆・修正箇所が見て取れますが、それは物語の流れ的には些末な程度で‥。印象としては、確かに写真がなくなると、町の佇まいの輪郭がぼやけ、物語の果てのない夜が優しく膨らんでいくようです。 現実の街には、「廃れていくもの」と「変わらないもの」が隣り合わせているのでしょうが、本書では、魅惑の扉を隠し持って「変わらないもの」に特化した街の物語になっている気がしました。 比較するのも野暮ですが、リアルに「廃れていくもの」が写り込んだ単行本に、より惹かれる自分がいました。
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静かな夜に読むと、吉田篤弘さんの世界にすうっと入っていける。六編の短編集は、いつの間にか、あちこちに迷い込んだ感じがした。 単行本『十字路のあるところ』を文庫化したものがこの本。吉田さんがあとがきで、謎は謎のまま十字路に置いてきたので、一度読んだだけでは、えっ?と思うのも仕方な...
静かな夜に読むと、吉田篤弘さんの世界にすうっと入っていける。六編の短編集は、いつの間にか、あちこちに迷い込んだ感じがした。 単行本『十字路のあるところ』を文庫化したものがこの本。吉田さんがあとがきで、謎は謎のまま十字路に置いてきたので、一度読んだだけでは、えっ?と思うのも仕方ないのかも。でもその感じが私は好きなので、またいつか再読すると思う。 「雨を聴いた家」 アルファベットのSが、面白いように物語を彩っていた。ここでは、町の至るところに十字路がある。〈水読み〉に導かれ、物語を探す物書きは、ようやく手がかりを得たのだろうか。 「水晶萬年筆」 この短編のなかでもお気に入り。絵描きのオビタダさんが住むことにしたのは、廊下ばかりの迷宮アパート。こういう想像を巡らせる感じがとても好きだ。 おでん屋で思い出した祖父の口癖は、思いもしない面白さだった。ここでの十字路は待ち合わせ場所だった。半分の絵は、知りたいけれど知らないほうがいいのかな。 他、「ティファニーまで」「黒砂糖」「アシャとピストル」「ルパンの片眼鏡」
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