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アメリカは本当に「貧困大国」なのか?
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 阪急コミュニケーションズ |
発売年月日 | 2010/07/23 |
JAN | 9784484102146 |
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商品レビュー
3.2
7件のお客様レビュー
なぜかAmazonではタイトルが「「貧困大国アメリカ」に騙されるな!」になっていますが、本のタイトルは、「アメリカは、本当に貧困大国なのか?」 主な内容:オバマのアメリカは、失業率は高いけれども、社会保険の改正もできたし、変化は本当におきている。機会均等が保証されているので、絶...
なぜかAmazonではタイトルが「「貧困大国アメリカ」に騙されるな!」になっていますが、本のタイトルは、「アメリカは、本当に貧困大国なのか?」 主な内容:オバマのアメリカは、失業率は高いけれども、社会保険の改正もできたし、変化は本当におきている。機会均等が保証されているので、絶望感は少ない。社会保険に反対しているのは、エスタブリッシュメントではなくて、貧しい白人たちが主流となっているティーパーティーだ。 アメリカって、本当に多層的な社会だなって感じる本です。
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・堤未果の「ルポ貧困大国アメリカ」は?も出てるみたい(未読)だが、本書は、堤さんの捉え方が一面的で、取材も恣意的ということで反論を行っている。 ・反論の根拠は、主として「機会均等」についての紹介がなく、それがあるからアメリカ社会は比較的、ポジティブでいられる、というもの。なお、...
・堤未果の「ルポ貧困大国アメリカ」は?も出てるみたい(未読)だが、本書は、堤さんの捉え方が一面的で、取材も恣意的ということで反論を行っている。 ・反論の根拠は、主として「機会均等」についての紹介がなく、それがあるからアメリカ社会は比較的、ポジティブでいられる、というもの。なお、堤さんへの反論的な部分は第1章のみで、それ以降は冷泉さんのアメリカレポートという構成。それも、オバマさん寄りのアメリカの「チェンジ」の検証という内容で、オバマさんへの評価が大変高い。 ・アメリカの二大政党のパワーバランスの構成やここ数年の変遷なども解説されているので理解が深まる。相変わらず主観を強めに感じてしまうアメリカ社会の空気感の記述は玉石混交な印象。あぁ、そうなんだなあと思う箇所もあれば、ホントにそうなの?と思う箇所もあり。 ・「貧困大国アメリカ」がダークサイドばかりに目を向けており、ポジティヴな側面もあるということを補足してくれる本ということになろうか。ただ、冷泉さんも指摘している通り、堤さんの視点は、そのダークサイトが日本に影を落とそうとしていることに対する危機意識によるところが大きいように思える。その意味で、日本は大丈夫と安心している場合ではない。
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堤氏の貧困大陸アメリカシリーズへの反論ということで、これは読まねばと。でも帯と序章が過剰に反旗を翻しているだけで、それほど反論!!という印象にはならなかった。「機会の均等」が「希望」につながるから現在(2010年発売だから「当時」かな)のアメリカ国民に閉塞感はないという指摘はごも...
堤氏の貧困大陸アメリカシリーズへの反論ということで、これは読まねばと。でも帯と序章が過剰に反旗を翻しているだけで、それほど反論!!という印象にはならなかった。「機会の均等」が「希望」につながるから現在(2010年発売だから「当時」かな)のアメリカ国民に閉塞感はないという指摘はごもっともなのかもしれないけれど。 私はブッシュ前大統領の落ちこぼれゼロ計画(統一テストの結果で教師の勤務評定を行ったり生徒名簿を連邦政府に提出して軍のリクルーターが校内を堂々と闊歩したり)にショックを受けたんだけど、それは「こうした問題はともかく」で切り捨て。ともかく…ってレベルかな…?? あとマカロニ&チーズも、堤氏はこれでは栄養をとれないという意味で指摘していたと思うんだけど、ソウルフードだからOKと返すのはちょっと…。みんな大好きでも栄養価に問題があるなら見直すのが本来の給食では? オバマ大統領の政治事情など勉強になったので読んで良かったけど、敗者は切り捨て感もちょっと感じた。 実際のアメリカは貧困大国ではない!日本が自画像を投影してるだけ!と指摘するためにいま現在のアメリカ貧困層には触れてない印象が拭えない…。
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