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朝鮮史 新書東洋史 10 講談社現代新書460
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朝鮮史 新書東洋史 10 講談社現代新書460

梶村秀樹(著者)

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朝鮮史 新書東洋史 10 講談社現代新書460

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1977/10/20
JAN 9784061158603

朝鮮史

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商品レビュー

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2017/01/03
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1977年刊行。著者は神奈川大学経済学部助教授。  19世紀以降が半分以上を占めるので、通史とは言い難い。ことに、近代史を綿密に検討しようと思えば、近代史の画期ともいうべき韓国併合を招来した前史、つまり李氏朝鮮時代(特に中後期)の内政、外交(特に清国との関わり)、清国以外の外国からの情報や対外意識の詳細な分析は不可欠であろう。  77年刊行では無理かもしれないが、ほとんど検討がなされていない。  いい加減、朝鮮近世史、さらには同時期の経済史について、証拠と事実に即して検証しないと朝鮮史の本を読む意欲が失せてしまう。

Posted by ブクログ

2013/01/14

梶村がこの本を書く以前の朝鮮史は、朝鮮半島は中国との朝貢関係や日本の統治により従属的に発展してきたという見方が強かった。しかし梶村はそのような従来の他律的発展論に対し、その歴史観が明治以降日本国内で形成された朝鮮を蔑視する偏見にもとづく研究であったと批判した上で、朝鮮半島の歴史の...

梶村がこの本を書く以前の朝鮮史は、朝鮮半島は中国との朝貢関係や日本の統治により従属的に発展してきたという見方が強かった。しかし梶村はそのような従来の他律的発展論に対し、その歴史観が明治以降日本国内で形成された朝鮮を蔑視する偏見にもとづく研究であったと批判した上で、朝鮮半島の歴史の発展には、様々な方面からの侵略をうけつつも、粘り強い民衆によって培われた民衆による国家建設運動や資本主義の萌芽があったことを自身の研究によって見出し、従来の他律的発展論に対比して内在的発展論を展開した人物である。 本書では朝鮮史を民衆の目線から展開し、特に中世以降からは外圧に対し朝鮮民衆がどのように抵抗し、どのような国家像を考えていったのかが詳しく書かれている。朝鮮民衆に目線を当てることで、従来の他律的歴史観に対しメスを入れながら、様々な難にあったとしても理想の国家を追い求め続けた人々の力強さを感じることが出来る。 古い本なので研究内容が最新のものではない点もちらほらあるが、当時の日本国内における朝鮮を軽視した歴史観に対して異議を唱え、日本帝国主義的イデオロギーに対し真っ向から闘った梶村氏の研究の思想・エッセンスがギュッと詰まった本である。

Posted by ブクログ

2012/08/09

(1980.09.06読了)(1980.08.29購入) *本の表紙より* わずか二〇余年の開国時差から明治維新はかろうじて成功し朝鮮民族は、国家を失う結果となった。古代にあっては、先進文化を持つ多数の朝鮮人が渡来し、日本の古代文化、国家形成に重要な役割を演じ、中世には、独自の発...

(1980.09.06読了)(1980.08.29購入) *本の表紙より* わずか二〇余年の開国時差から明治維新はかろうじて成功し朝鮮民族は、国家を失う結果となった。古代にあっては、先進文化を持つ多数の朝鮮人が渡来し、日本の古代文化、国家形成に重要な役割を演じ、中世には、独自の発展をとげた高度な文化国家であった朝鮮が、なぜ苦渋の近代史を強いられたのか、さまざまな外圧にめげず、たくましく生きた朝鮮民衆の生きざまを通して、〝近くて遠い国〟朝鮮の内在的発展の歴史をさぐる。 【目次】 序章 私にとっての朝鮮史 第1章 太古から高麗まで―前近代の朝鮮(1)  1 朝鮮民族の独自性  2 朝鮮における古代国家  3 統一新羅と高麗  4 前近代の朝鮮と日本 第2章 李氏朝鮮―前近代の朝鮮(2)  1 中央集権的封建国家の成立  2 資本主義の萌芽の発生 第3章 民衆意識の成長  1 変革の機運熟す  2 江華条約とその背景  3 反封建から反侵略へ  4 甲午農民戦争 第4章 国家は奪われても民族は亡びぬ  1 閔妃虐殺事件と初期義兵闘争  2 ブルジョア啓蒙運動の展開  3 日本による植民地化  4 三・一運動 第5章 「皇民化」にうちかつ力  1 民族主義と社会主義  2 国内農民運動と抗日パルチザン  3 一五年戦争と朝鮮人 第6章 八・一五解放後の三〇年  1 分断の固定化  2 統一と変革への模索 おわりに 参考文献 年表 索引 ☆韓国・朝鮮に関する本(既読) 「韓国からの通信」T.K生著、岩波新書、1974.08.20 「続・韓国からの通信」T.K生著、岩波新書、1975.07.21 「第三・韓国からの通信」T.K生著、岩波新書、1977.10.20 「軍政と受難」T.K.生著、 岩波新書、1980.09.22

Posted by ブクログ

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