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第4の産業革命
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2010/07/30 |
JAN | 9784023304987 |
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商品レビュー
4
9件のお客様レビュー
タイトルと表紙のセンスの良さから、買ってしまいました。 結論から言うと、余り良い本ではないと思います。取り敢えず、如何に概要を述べます。 この本で言うところの第四の産業革命とは、ソーラー革命です。産業革命以降の資源、環境的要因から、世界は再生可能エネルギー革命が起き、その主た...
タイトルと表紙のセンスの良さから、買ってしまいました。 結論から言うと、余り良い本ではないと思います。取り敢えず、如何に概要を述べます。 この本で言うところの第四の産業革命とは、ソーラー革命です。産業革命以降の資源、環境的要因から、世界は再生可能エネルギー革命が起き、その主たる要因であるソーラー発電を基軸にしたエネルギー革命はスマートグリッドとEVの爆発的浸透により、数十兆円の市場を作り出すだろう。 ということを述べている本ですが、気になった点として、①ソーラー発電にばかり触れており、風力、潮力、地熱などのエネルギーの関して殆ど触れていない。②技術革新を盲信し過ぎている感がある。例えば、高温超電導によって赤道地域などの砂漠地帯に設置した超大規模ソーラー発電プラントから世界各地へ電力を移送する世界がすぐにやってくるかのように書かれている。③政治的確執を考慮していない。 良い点として、スマートグリッドなどについての概要など、恐らく著者の専門とする部分に関して非常に簡潔でまとまっており、また電気自動車の歴史など余り触れられない点にも触れていた点があります。
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内容紹介 第3次産業革命ともいわれるIT革命(デジタル情報革命)を牽引してきた著者が、来る「第4次産業革命」である環境エネルギー革命を説く。世界のエネルギー事情と、地球環境からみたエネルギー問題を検証した上で、太陽エネルギーの世界を解説。スマートグリット、電気自動車などの最新技術...
内容紹介 第3次産業革命ともいわれるIT革命(デジタル情報革命)を牽引してきた著者が、来る「第4次産業革命」である環境エネルギー革命を説く。世界のエネルギー事情と、地球環境からみたエネルギー問題を検証した上で、太陽エネルギーの世界を解説。スマートグリット、電気自動車などの最新技術にも触れながら、日本が歩むべき道を提示。日本を牽引するビジネスリーダーに向け、最先端技術開発の「知」を収録。 内容(「BOOK」データベースより) 50兆円市場(2020年政府目標)をつかめ!これが太陽エネルギーの世界だ。世界はすでに第4次産業革命期に入っている。誰が勝機をつかむのか?最新のエネルギー世界のしくみと技術、世界の動向をわかりやすく解説。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 藤原 洋 京都大学理学部卒業(宇宙物理学専攻)、東京大学工学博士(電子情報工学)。米国ベル通信研究所訪問研究員を経て、1996年インターネット総合研究所設立。ITインフラを整備し、日本のデジタル情報革命を推し進めた中心人物。株式会社インターネット総合研究所所長。IRIグループ代表。株式会社ナノオプトニクス・エナジー、株式会社ナノオプトメディア代表取締役社長。株式会社大山黒牛TMC代表取締役。ナノオプトグループ代表。慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授(環境エネルギー情報論)。慶應義塾大学大学院SDM研究科研究プロジェクト教授。SBI大学院大学副学長・教授。財団法人インターネット協会副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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※このレビューにはネタバレを含みます
今日ソフトバンクの孫社長が、メガソーラーに関する協議会を立ち上げた話題でもちきりでしたが、そんな日に読んだこの本。 太陽光発電についてとてもしっかりと書かれている本です。 まずタイトルについてですが、世界はこれまで動力革命、科学変化、デジタル情報と3つの革命を経験し、その間エネルギー消費を拡大してきた。特にデジタル革命によるITは「増エネ」であり、消費を引き上げている。そこで、太陽光発電を中心とした第4次産業革命=エネルギー革命が必要な時代となっている。 ショッキングだったのが、IT=「増エネ」という事実。パソコンの高速化や、データセンターの巨大化で、IT消費電力は現状全体電力の5%に対し、2025年には40%を占める予想。ITが進めば移動が少なくなり、交通分野のエネルギーが減るかと思いきや、意外にも現状で乗用車800万台分のCO2排出量に相当するとのこと。 筆者はこの現状を打破するために、石炭、石油経済から、太陽経済への変換を勧めています。太陽光発電の抱える問題は、安定性の乏しさ。昼間しか充電できませんから。 それを埋めるテクノロジーとして、スマートグリッドと電気自動車の普及。さらにグリッド間の高効率送電手段として、高温直流超伝導の必要性も論じています。 そしてそこに絡んでくる日本の存在。日本はこれらの技術でかなりの先行優位を保持している。それを有効なものとするためにも、官のリーダーシップが問われますね。 特に太陽光発電についての情報は質・量ともにかなり高度で充実したものとなっています。 著者の藤原さんは先日郵便EV事業で破綻したゼロスポーツの事業引き受けを表明した、京都のナノオプトニクスエナジーの社長で、実際に本著で論じている内容を実現しようと一線で活躍されている方です。 学術的なバックグラウンドもしっかりしており、これからのエネルギーを考える上で是非読んでおいて間違えのない本でしょう。
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