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ワンちゃん 文春文庫
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ワンちゃん 文春文庫

楊逸【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2010/07/10
JAN 9784167786014

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商品レビュー

3.6

14件のお客様レビュー

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2013/10/02

報われない女たち

本書は、第105回文学界新人賞受賞作「ワンちゃん」と、書き下ろし作品「老処女」の二篇を収録。概ね各80ページ程度の中編作品。 楊さんの本は、奇しくも新しいものから順に読んできたのだが、今更ながらちょっと辟易する点がある。「中国人主人公の渡日」が全作品に共通したテーマになっている...

本書は、第105回文学界新人賞受賞作「ワンちゃん」と、書き下ろし作品「老処女」の二篇を収録。概ね各80ページ程度の中編作品。 楊さんの本は、奇しくも新しいものから順に読んできたのだが、今更ながらちょっと辟易する点がある。「中国人主人公の渡日」が全作品に共通したテーマになっている点。初読者ならまだしも、何冊か読むうち確実に飽きが来る「ワンパターン作家」です。楊さんの祖国への思いは、芥川賞受賞作『時に滲む朝』で鮮明になったが、飽くまで日中の架け橋になるおつもりなら、そもそも読者を掴まねばならないのに、どの作品も判で押したようにワンパターン。溜息つきながら読んでいます。 まとめて購入したので、あと1冊読んでない本があるんですが、ちょっと複雑ですね。多分、「またか」になること間違いないから。 それと、「老処女」は、中年女性が主人公ですが、不美人で、しかも老け顔だそうで、様々な作品を読むのに読書の価値もあるだろうし、選り好みしていては知見は広がらないかもしれないし、美しいものより普通や醜いものの方が多いのが現実だとしても、夢の場を求めて読む本の世界でまで「醜」を顕示するのに酷く辟易してしまいました。読んでてとてもしんどい作品でした。結末も酷かったですし。 同じ報われない女でも、「ワンちゃん」のヒロインはまだしも救いがあった。

聖熟女☆ミ

2022/06/19

『ワンちゃん』『老処女』の2作品。両方とも、日本に来た中国人女性の話。 『老処女』の主人公が1961年生まれなので今から10年くらい前の話でしょうか。 『ワンちゃん』は、中国では洋服屋を営んだりデザイナーの仕事をするが稼ぎは元夫に持っていかれてしまう。一念発起し日本へ来て日本人男...

『ワンちゃん』『老処女』の2作品。両方とも、日本に来た中国人女性の話。 『老処女』の主人公が1961年生まれなので今から10年くらい前の話でしょうか。 『ワンちゃん』は、中国では洋服屋を営んだりデザイナーの仕事をするが稼ぎは元夫に持っていかれてしまう。一念発起し日本へ来て日本人男性と結婚し中国人女性と日本人男性のお見合い業を始める。 『老処女』は日本で児童心理学の博士課程に身おくが上手くいかず中国語講師となる。どちらも実らない恋の話。もう少しうまく立ち回れないものかと。宗教や文化的なものもあるのかな 

Posted by ブクログ

2018/01/02

日本語を母国語としない人が書いた、芥川賞を取った、その2つの知識だけで読み始めた。読み終わって感じるのは、現代の流れの中で「幸せ」を求めて生きる女性の、強さと弱さ。日本に生きる中国人の女性の目線というのは新鮮だった。 中国と日本のギャップより、そんなものは些細な話で、もつと女性と...

日本語を母国語としない人が書いた、芥川賞を取った、その2つの知識だけで読み始めた。読み終わって感じるのは、現代の流れの中で「幸せ」を求めて生きる女性の、強さと弱さ。日本に生きる中国人の女性の目線というのは新鮮だった。 中国と日本のギャップより、そんなものは些細な話で、もつと女性と男性、世代間の違い、働く人と働かない人、自分と他人、そういうところの差が浮き彫りになる小説だった。 「老処女」の方は、読後感が暗いな…

Posted by ブクログ

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