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ええもんひとつ とびきり屋見立て帖
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/06/26 |
JAN | 9784163292908 |
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ええもんひとつ
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商品レビュー
3.6
20件のお客様レビュー
すっかりフアンになった「とびきり屋」シリーズ第二巻。 一般的にイメージする「幕末の京都物」とは違い、維新の志士は「日々触れ合う人々の一人」として登場するのみ。第一巻より「巻き込まれ具合」が少しづつ増していく、その絶妙なさじ加減に、読み手が勝手に史実を重ねる楽しさがある。 実際にそ...
すっかりフアンになった「とびきり屋」シリーズ第二巻。 一般的にイメージする「幕末の京都物」とは違い、維新の志士は「日々触れ合う人々の一人」として登場するのみ。第一巻より「巻き込まれ具合」が少しづつ増していく、その絶妙なさじ加減に、読み手が勝手に史実を重ねる楽しさがある。 実際にその時代を生きていたならば、世の中が変わりつつあることを感じながらも、その状況を受け入れ、あたりまえの毎日を続けていくものなのだろう。大好きな人と大好きな仕事に打ち込む二人の日常は、微笑ましく好ましい。この物語には京都言葉がよく似合う。
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駆け落ち夫婦が古道具屋<とびきり屋>を営む中で様々な事件や道具に出会いながら道具屋として夫婦として成長していくシリーズ第二作。 前作の終盤で、ゆずの両親に何とか夫婦として認めてもらえたからか今回はゆずの実家<からふね屋>との絡みはなし。 しかし前作同様、幕末の京都らしい不穏な空...
駆け落ち夫婦が古道具屋<とびきり屋>を営む中で様々な事件や道具に出会いながら道具屋として夫婦として成長していくシリーズ第二作。 前作の終盤で、ゆずの両親に何とか夫婦として認めてもらえたからか今回はゆずの実家<からふね屋>との絡みはなし。 しかし前作同様、幕末の京都らしい不穏な空気は更に濃密になってきている。 坂本龍馬の動きは激しくなっているし、桂小五郎も登場。 表紙絵同様にほのぼのした雰囲気を期待しているのだが、真之介・ゆず夫婦の恩人<桝屋>喜右衛門もまた勤王派であることが分かり、<とびきり屋>は否応なく勤王の志士たちの拠点として、また彼らの武器調達に巻き込まれていく。 京の町は不穏でも商売はやっていかないと暮らしていけない。そのために今回も様々な道具の買付や新たな目玉商品発見に忙しい。 そんな中で妻・ゆずの目利きや買付けさせてもらうためのアイデアが光っている。奉公人たちから真之介よりもゆずに目利きの極意を請うシーンがある。 しかしゆずの答えはなんと『ええ道具というのんは(中略)お金のにおいがする』とのこと。 老舗の有名道具屋のお嬢様として育ったゆずからそんな生々しい言葉が出てくるとはと驚く一同だが、それこそが道具屋商売ならではの言葉だろう。 値段などあってないようなもの。いくら高価な材料と高い技術で作られた価値の高い道具であっても、それを買ってくれる人がいなければ商売にはならない。逆に対した価値のない道具であってもそれを必要とする人、価値を見出す人がいれば高値で売れる。 道具屋は様々な道具で人と人を繋ぐ商売といえるかも知れない。 だが買う人売る人が正直で純粋な人ばかりではないだけにしたたかな駆け引きが重要となることもあるのだが。 またもや出てきた壬生狼の芹沢のせいで価値のない壺を大金で買うことになってしまったり、ゆずを諦めきれない茶の湯の若旦那から仕入れたばかりの茶壺を強奪されそうになったりと悪縁もまだ続きそうだ。 それでもゆずの機転や目利きで何とか切り抜けていく。 …と書くと、真之介の良いところはないようだが『道具屋は、一に度胸、二に金、三に目利きや』と言うだけあっていざというときの行動力と腹のくくり方は頼もしい。 逆にゆずも道具屋商売を甘く見ていたことを知らされるシーンもある。二人ともまだまだ成長途上ということだろう。 最終話はシリーズ前段の二人が夫婦になるまでの話。ここでも真之介はゆずと夫婦になるため、道具を手に入れるための駆け引きを繰り広げている。 何となく黒川博行さんの作品に出てきそうな騙しもあるのだが、それもまた道具屋商売をやる上での成長と言えるだろうか。 第三作もあるようだが、<とびきり屋>と夫婦がどう時代の荒波を乗り越えていくのか注目していきたい。 シリーズ第一作「千両花嫁」レビュー https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/4163270507
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ゆずと真之介、いい夫婦だなぁ。大文字の送り火を見ながら「ええ女房や」とつぶやく真之介が可愛い。2人はこんなにほのぼのしているのに、攘夷志士たちがとびきり屋を利用していて怖い。血生臭いものに巻き込まれそう。やめてー。
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