霊長類学への招待 サルからヒトへの進化をめぐって 小学館創造選書

河合雅雄(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 1984/08/01
• JAN: 9784098200658

商品レビュー

2015/09/15

今西錦司の学統を継ぐ京都大学のサル学研究者８人が、朝日カルチャーセンターでおこなったリレー講義をまとめた本です。

杉山幸丸による、ハヌマン・ラングールの子殺しについての研究や、浅野俊夫による、チンパンジーのアイの言語習得に関する研究など、有名なトピックが紹介されています。また、京大のサル学と言えば、個体識別の手法を用いた生態学的なフィールド・ワークに基づく研究がよく知られていますが、野澤謙による遺伝学的な研究や、久保田競の脳生理学的な研究などもあって、やや古い本ですが、興味深く読みました。

2012/07/07

(1998.04.29読了)(1998.02.14購入)
サルからヒトへの進化をめぐって

☆関連図書(既読)
「猿学漫才」水原洋城著、光文社、1988.07.30
「チンパンジーおもしろ観察記」西田利貞著、紀伊國屋書店、1994.07.20
「ゴリラ雑学ノート」山極寿一著、ダイヤモンド社、1998.02.27
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(間借りです)
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「サルからヒトへの進化」河合雅雄著、日本放送出版協会、1995.01.01
p128 ¥550 (1995.04.05読了)(1995.01.04購入)

2009/05/18

京都大学霊長類研究所の教授陣による霊長類研究のエッセンスをコンパクトに、さらに網羅的に解説した貴重な一冊です。
必読。　人とは何か　という問いを「科学」にしてしまった京都大学のチカラと進化論の意味がわかりやすく解説されています。　１９８４年初版。僕が読んだのは１９９０年。　そして２００９年の今、読み返しても古びていないと感じます。