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東京ポスト・モダン
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東京ポスト・モダン

松葉一清(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三省堂
発売年月日 1985/05/01
JAN 9784385412092

東京ポスト・モダン

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2022/12/25

東京では新宿、渋谷、虎ノ門、八重洲などで再開発が行われていたり、これから行われる。 再開発を経て東京はどのようになっていくのか。 「現代建築の動向に注目、現在起こりつつあることを逸早く紹介する一方、デザインの面から都市論、東京論に新しい視点を打ち出している」 ...

東京では新宿、渋谷、虎ノ門、八重洲などで再開発が行われていたり、これから行われる。 再開発を経て東京はどのようになっていくのか。 「現代建築の動向に注目、現在起こりつつあることを逸早く紹介する一方、デザインの面から都市論、東京論に新しい視点を打ち出している」 1985年に発行された古本だが、東京の姿を語った本として興味深い。 「いまのトーキョー、それほど悪くは無い」と著者は1980年代の東京について思っている。 街の騒音、街にあふれる看板の洪水について、取り除くよりも「混沌(カオス)」こそポスト・モダンと評している。 「路地が魅せる」では、「ミロード・モール」を取り上げている。 このモールは、1984年に新宿駅西口、京王百貨店駅の本体とのビルの谷間を活用して出来たショッピングストリート。 人通りが多く、特にティーンに人気が高かった。 このショッピングモールの成功した理由は、日本人の路地好みに負うところが大きいと著者は述べている。 一般に、日本人は広場を使うのが苦手だといわれるとも指摘している。 新宿にある「思い出横丁」を例に上げているが、狭いところが好きなんて猫やタコみたいだな。 日本人には広場よりももっと路地を与えるべきと主張したのが、「中銀カプセルタワービル」などで有名な建築家の黒川紀章だ。 黒川の設計した日本橋の「東京大同生命ビル」には、その発想が活かされている。 建物を2つのブロックに分けて、片方のブロックにアーチ形の通路を設けた。 黒川は「道」を東洋の都市空間の原形と位置づけ建築化するのを、いわばライフワークとしていると著者は述べている。 移り変わる東京もあれば、時が止まったかのような東京もある。これからの東京の街がどのように変わっていくのか気になる。

Posted by ブクログ

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