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スプートニクの落とし子たち 理工系エリートの栄光と挫折
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スプートニクの落とし子たち 理工系エリートの栄光と挫折

今野浩【著】

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スプートニクの落とし子たち 理工系エリートの栄光と挫折

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 毎日新聞社
発売年月日 2010/06/20
JAN 9784620320076

スプートニクの落とし子たち

¥220

商品レビュー

2.7

9件のお客様レビュー

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2015/01/05

Wed, 21 Jul 2010 未踏開発者なMさんにすすめてもらってよんだ. ノベル?と思ったらノンフィクション. 実名出しまくり.大丈夫なのだろうか・・・? 東大出身の著者,同期はは野口悠紀雄を始め,今や有名人な各位.著者自身も金融工学の有名な先生(らしい) スプートニ...

Wed, 21 Jul 2010 未踏開発者なMさんにすすめてもらってよんだ. ノベル?と思ったらノンフィクション. 実名出しまくり.大丈夫なのだろうか・・・? 東大出身の著者,同期はは野口悠紀雄を始め,今や有名人な各位.著者自身も金融工学の有名な先生(らしい) スプートニクショックで理系大学充実の文科省方針のもと拡充された定員の中で,進学した著者たち. その青春群像から,大学を出て,就職,研究者,教授,社長へ・・・ など,定年を過ぎるまでの人生が小説のように追われていく その中で同期の一人,後藤氏の実話に基づく数奇な運命,時代に翻弄された運命がつづられていく. 普通の小説のようによみやすく,ストーリーも豊か. 東大を出た人の詳細なんて,一般の立場からは「あちらの世界」的なもので,あまり,身近に感じられる本は無かったように思う.東大にいく人間の古き良き「雰囲気」が,つたわるいい作品だと思う. 決して手放しに幸せなわけでもなく,メディアが誤解とともにレッテルづけするように温室育ちなわけでもない. 特に,僕自身,立ち居位置的には著者と非常に近い位置におり(大学院進学後,学者),著者自身の研究者人生を通して,結構勉強にもなった. なかなか,おもしろかった一冊

Posted by ブクログ

2013/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1960年代の理系ブームが残した傷跡。 ソ連のスプートニクの成功で、理系強化が叫ばれ、日本でも数学が嫌いでなければ理系へという進学指導が行われていた時代の一断面です。 東大工学部でベスト10⇒富士製鉄(現新日鉄住金)⇒ハーバード大MBA⇒外資系銀行の副頭取まで上り詰め「一生困らない程金を貯めた」大学同期のエースの顛末とその挫折。 東大理系のエリート達の生態、考え方、生き方を興味深く読みました。 また本の中では断片しか述べられていませんが、この本の登場人物達の理系のエリートにより、(元はアメリカですが)金融工学なるものが発達し、日本はバブルへ突入した時代背景があります。理系教育強化の結果が、日本のバブルとその崩壊へ辿ったという皮肉な結果となり、そういうバブルの時代の落し子達の物語でもあります。

Posted by ブクログ

2013/02/19

1957年ソ連のスプートニク打ち上げにショックを受け日本政府も科学技術振興に予算を振り分け東大理科一類の定員は58年、59年に50人増員し550人になった。60年に東大に入学した著者の自伝でもあり、その友人の後藤公彦がもう一人の主人公なのだが何ともやりきれない、しかしあまり共感で...

1957年ソ連のスプートニク打ち上げにショックを受け日本政府も科学技術振興に予算を振り分け東大理科一類の定員は58年、59年に50人増員し550人になった。60年に東大に入学した著者の自伝でもあり、その友人の後藤公彦がもう一人の主人公なのだが何ともやりきれない、しかしあまり共感できない物語だった。 同級生がいろいろ登場するがその中の一人が日比谷高校で断トツ、東大理科一類でも成績2番の超整理法の野口悠紀雄、著者曰く1940年生まれでは王貞治、大鵬、立花隆につぐスーパースターだと言いながら、そつなく満遍なく点を取るが飛び抜けたものは無いとやや冷ややかな見方で、大学院進学中に公務員試験を2番で合格し大蔵省入り、海外留学後しばらくして大学教授に転じたあたりの目端の利く行動が好きではないのかもしれない。同じように転々としながら不遇であった後藤に対するひいきもあるのだろう。 本題からは外れるが同級生として他にもミスター円榊原英資、失敗学の畑村洋太郎、元セガの入交昭一郎等々いろんな名前が出てくる。 著者は成績としては下位ながらこの世界で食うしかないと同期の中でも早く教授になり日本の金融工学のはしりとなった。一方で成績ではベスト10に入る後藤はこのままでは教授になれないと見切りを付け富士製鉄に入社、ハーバードに留学しファイナンス理論を学ぶがここでも理系出身者は社長になれないと帰国後ニューヨークの銀行に転職し日本総代表の副社長になる。ちなみに東大経済学部の同期で同時期に富士製鉄から留学した三村明夫はその後新日鉄社長になっている。後藤は銀行勤めを数年続けた後白人でなければ社長になれないと退社。その後は教授になろうとして著者の協力も有り東工大でファイナンス理論の非常勤講師としてスタートする。1学年1100人の大学で900人が受講する人気講義で後藤は生徒からも評判が良かったらしい。しかしハーバードでも生きていたら経済学のノーベル賞を取っていただろう教授に博士進学を勧められていたのに断っていたのだ。人文系ではなく理系教授を目指す後藤は博士号を先ず取る必要が有る。国立がんセンターの客員研究員として「たばこの社会的費用」の研究を始める。この研究はやがてタバコ税算定の基礎になって行く。医学部出身者以外の博士号に難色をしめす大学から待たされたあげく国立がんセンターから私大に転じた教授の後押しで6年がかりで博士号をとると、今度は後藤は中央大学に対して自分を教授にしろと申し込む。今度は中高の同級生の法政大学教授が助けを出し法政は無理だったが新潟の国際情報大学に99年教授として迎えられた。しかし1年後にはこの大学をやめ法政に教授として戻ってくる。やはり学生には評判が良かったらしいが大学のカルチャーを理解せず同僚には評判が悪かった。銀行時代には羽振りが良かったが安い給料でつとめていた講師時代に離婚し晩年は再婚するも金は持っていなかったらしい。 著者は最後は夫婦仲も円満で学生をよく家に招くなどして実は幸せだったのではと書いているがどうなんだろう。常に自己評価と他者からの評価があわず目端が利くような行動を選んだつもりで結果としては自分の望んでいない方に進んでいるようにしか見えない。何がしたかったのかわからないのが共感できないところだ。 著者は本来理工系に進むべきではなかった人がブームに乗って来たのが不運の味余りと言っており、また現在の金融工学ブームに乗って本来は理工系に進むべきひとが金儲け目当てで違う道に進む理工系離れを心配しているのだがこの本を読んで大学人事の古くささを見ると嫌になるんじゃないのかと思ってしまう。

Posted by ブクログ

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