頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ

雁屋哲【著】

• 販売会社／発売会社: 遊幻舎
• 発売年月日: 2010/06/25
• JAN: 9784990301958

商品レビュー

2013/04/29

人と異なるベクトルで生きていて、それで高パフォーマンス。
そんな天才の一人、だと思う。

ざぶんざぶんと荒波越えて突き進む船を思わせる。
大きな心を持ち、島から島へ。
いいことも悪いこともあるけれど、
それは大きな海に比べれば小さいことなんだよって言われている気がする。

今日も美味しい物を食べて、晴れやかさを増して、
今日も美味しいお酒飲んで、晴れやかさを増して、
明日の船出に備えたい。

（以下抜粋。○：完全抜粋、●：簡略抜粋）
○この三十五年間にはいろいろなことがあった。
　日本は経済大国だなんだと有頂天になり、バブル経済に酔い、
　そして不景気の時代が永遠と続いている。
　その間、職の世界では、フレンチだ、イタリアンだ、エスニックだと大変賑やかだったが、
　「川二郎」はその世間の動きに全く無頓着に、
　私の知っているだけで三十五年間全く変わらず同じものを出し続けている。
　こうなると、我らの宝物だな。（P.165）

2010/08/18

「天ぷらと天丼は別物だ」と
自信をもって語れるようになる

　「美味いしんぼ」の原作者である美食家・雁屋哲のエッセイ集。さすが、美味しいものの話が深い。なぜ天ぷらを揚げることが難しいのか、鍋を料理と認めてよい理由など、納得できる話ばかりだった。しかも、話題に関連する雁屋哲の自炊料理のレシピがいくつか紹介されている。どれも簡単に作れそうなものばかりだ。ラード・ニンニク・チャーハンうまそー！（Ｓ）

2010/08/06

美味しんぼ原作者、雁屋哲のエッセイ。
レストランで「こんなまずいものは食えないよ」的なことを平気で言う雄山・士郎親子の片鱗が原作者の言動に見え隠れします。