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図書室からはじまる愛
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図書室からはじまる愛

パドマヴェンカトラマン【著】, 小梨直【訳】

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図書室からはじまる愛

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2010/06/15
JAN 9784560080733

図書室からはじまる愛

¥220

商品レビュー

4.1

17件のお客様レビュー

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2019/08/15

1940年頃のインドを舞台にしたお話。 イギリスの圧政の中、ガンジーの教えである非暴力不服従を体現して生きる父。迫り来る日本兵の攻撃を前に戦地へ向かうことを決意する兄。カースト制度や様々な差別に疑問を持ち学ぶ道に進もうとする妹。家族それぞれの生き方を尊重し優しく見守る母。彼らの物...

1940年頃のインドを舞台にしたお話。 イギリスの圧政の中、ガンジーの教えである非暴力不服従を体現して生きる父。迫り来る日本兵の攻撃を前に戦地へ向かうことを決意する兄。カースト制度や様々な差別に疑問を持ち学ぶ道に進もうとする妹。家族それぞれの生き方を尊重し優しく見守る母。彼らの物語を読むことで自分の生き方を見つめなおし、これからの世界について思いを馳せることができた。 先の戦争で、日本も他国の大勢の人々を苦しめた。そのことは事実として心に留めておかなければならない。その上で、平和な世界を目指して、新たな関係を築いていくために、お互いに尊重し合って努力を重ねる。 最近の世界情勢を見ていると、ポピュリズムや自国第一主義が勢いを持ち、よくない方向に世界が傾いているような気がする。 次はガンジーの自叙伝を読もう。

Posted by ブクログ

2013/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1941年、インド。 独立運動が激しさをましてゆく時代、カーストや、女性差別的なしきたりが横行していた時代(これはもしかしたら、現在も)、第二次世界大戦直前のインド。 医者の娘として、お嬢様として何不自由ない毎日をおくるヴィドガヤ。そして自由で革新的な思想を持つ父を尊敬していたヴィドガヤ。自分を守り、一番の理解者であり、大好きだった父のように、ヴィドガヤも革命の闘志になろうかとさえ思う。 そんな時、抗議デモに偶然 居合わせてしまった二人。 デモに参加しようとするヴィドガヤを止めようとして、父は行進の中に入った。さらに白人警官に辱めと暴力をうけている女性を助けるべく、非暴力でたちむかおうをして、自らは負傷する。そう、頭を強打されたため、しゃべることも、介助なしに生活することもできなくなってしまったのだ。 ヴィドガヤたち一家の生活は一変した。マドラスの祖父の家で一緒に暮らすこととなったのだ。 長男一家が家を継いでいる祖父の家は、古いしきたりを守る、厳しい家で、ヴィドガヤたちは親戚ではあるものの、やっかいもの扱いで、女性たちは長男の妻である叔母の言うことが絶対であった。 独立運動が盛んだったころのインド。裕福な家でもある、厳しいしきたりや差別。 そんな中、2階につくられた図書室には、東からの本もたくさんあり、若い頃の父や、ヴィドガヤの心を癒した。 2階は男性しか行けない・・・そんなしきたりを超えて、女であるヴィドガヤは図書室への出入りを許してもらい、女だって勉強したい、結婚して夫につかえるだけなんて嫌だと思う。 この本を通して、 はじめて知ったインドの事がたくさんあります。 イギリスを憎み、独立運動をしつつも、 東から来るものが悪いものばかりではない、と父が語っていたというのも良かったし、 非暴力だけではどうしようもない、 日本が真珠湾攻撃をして、日本やドイツに政略されたくないからイギリス軍に志願する兄というのも、気持ちはわかる。 複雑に いろんな思いが入りまじった時代。 いい小説だった

Posted by ブクログ

2012/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説を読みながらインドの身分、家制度などを知ることができた。 訳も上手なので、違和感なく読めた。ただ、タイトルはしっくりこない・・・。

Posted by ブクログ

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