1,800円以上の注文で送料無料

図書室からはじまる愛 の商品レビュー

4.1

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/05/31

第二次世界大戦禍1941年のインドが舞台。インドのカーストや男尊女卑、そしてイギリスの支配下での生活。日本のインド侵攻についてもインド目線から書かれる。

Posted byブクログ

2019/08/15

1940年頃のインドを舞台にしたお話。 イギリスの圧政の中、ガンジーの教えである非暴力不服従を体現して生きる父。迫り来る日本兵の攻撃を前に戦地へ向かうことを決意する兄。カースト制度や様々な差別に疑問を持ち学ぶ道に進もうとする妹。家族それぞれの生き方を尊重し優しく見守る母。彼らの物...

1940年頃のインドを舞台にしたお話。 イギリスの圧政の中、ガンジーの教えである非暴力不服従を体現して生きる父。迫り来る日本兵の攻撃を前に戦地へ向かうことを決意する兄。カースト制度や様々な差別に疑問を持ち学ぶ道に進もうとする妹。家族それぞれの生き方を尊重し優しく見守る母。彼らの物語を読むことで自分の生き方を見つめなおし、これからの世界について思いを馳せることができた。 先の戦争で、日本も他国の大勢の人々を苦しめた。そのことは事実として心に留めておかなければならない。その上で、平和な世界を目指して、新たな関係を築いていくために、お互いに尊重し合って努力を重ねる。 最近の世界情勢を見ていると、ポピュリズムや自国第一主義が勢いを持ち、よくない方向に世界が傾いているような気がする。 次はガンジーの自叙伝を読もう。

Posted byブクログ

2013/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1941年、インド。 独立運動が激しさをましてゆく時代、カーストや、女性差別的なしきたりが横行していた時代(これはもしかしたら、現在も)、第二次世界大戦直前のインド。 医者の娘として、お嬢様として何不自由ない毎日をおくるヴィドガヤ。そして自由で革新的な思想を持つ父を尊敬していたヴィドガヤ。自分を守り、一番の理解者であり、大好きだった父のように、ヴィドガヤも革命の闘志になろうかとさえ思う。 そんな時、抗議デモに偶然 居合わせてしまった二人。 デモに参加しようとするヴィドガヤを止めようとして、父は行進の中に入った。さらに白人警官に辱めと暴力をうけている女性を助けるべく、非暴力でたちむかおうをして、自らは負傷する。そう、頭を強打されたため、しゃべることも、介助なしに生活することもできなくなってしまったのだ。 ヴィドガヤたち一家の生活は一変した。マドラスの祖父の家で一緒に暮らすこととなったのだ。 長男一家が家を継いでいる祖父の家は、古いしきたりを守る、厳しい家で、ヴィドガヤたちは親戚ではあるものの、やっかいもの扱いで、女性たちは長男の妻である叔母の言うことが絶対であった。 独立運動が盛んだったころのインド。裕福な家でもある、厳しいしきたりや差別。 そんな中、2階につくられた図書室には、東からの本もたくさんあり、若い頃の父や、ヴィドガヤの心を癒した。 2階は男性しか行けない・・・そんなしきたりを超えて、女であるヴィドガヤは図書室への出入りを許してもらい、女だって勉強したい、結婚して夫につかえるだけなんて嫌だと思う。 この本を通して、 はじめて知ったインドの事がたくさんあります。 イギリスを憎み、独立運動をしつつも、 東から来るものが悪いものばかりではない、と父が語っていたというのも良かったし、 非暴力だけではどうしようもない、 日本が真珠湾攻撃をして、日本やドイツに政略されたくないからイギリス軍に志願する兄というのも、気持ちはわかる。 複雑に いろんな思いが入りまじった時代。 いい小説だった

Posted byブクログ

2012/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説を読みながらインドの身分、家制度などを知ることができた。 訳も上手なので、違和感なく読めた。ただ、タイトルはしっくりこない・・・。

Posted byブクログ

2012/02/01

イメージ的にはインド版アンネの日記みたいな。戦争中だったからですかね。 自由に本を読みたい、女性だけど勉強がしたいと思うヴィドヤを私も尊敬しなくてはと思いました。

Posted byブクログ

2011/06/06

図書室からはじまる愛 邦題は少し内容とあっていない気もしますが とても面白かったです いろいろ形の愛が見れます   日本人としていろいろ考えさせられるものもありました

Posted byブクログ

2011/02/18

戦時下のインド。医師である父親が、独立運動のデモに巻き込まれ、イギリス兵から暴行を受けてしまいます。 一命は取り留めたものの、仕事はできず、父の実家に家族で移り住むことになります。 そこでは、男性と女性の差別や嫌味な叔母や従姉に悩まされ続けます。 自由きままなヴィドヤにとって唯一...

戦時下のインド。医師である父親が、独立運動のデモに巻き込まれ、イギリス兵から暴行を受けてしまいます。 一命は取り留めたものの、仕事はできず、父の実家に家族で移り住むことになります。 そこでは、男性と女性の差別や嫌味な叔母や従姉に悩まされ続けます。 自由きままなヴィドヤにとって唯一の楽しみが、女性には禁じられた二階にある図書室へ忍び込むこと… どんな差別やいじめがあっても、ヴィドヤの知識欲には勝てません。本がどれだけ人を助けられるか…。どれだけ人を慰められるか…。 お祖父さんの静謐な図書室が、唯一の自由な空間になっていきます。 この本の原題は、『階段をのぼる』です。女性にとって、二階に上がることは禁止されており、そこにある図書室の出入りさえ本来できません。 だから、この、「階段をのぼる」ことが、ヴィドヤにとってまさに、自立への一歩なのです。 戦争という辛い現実の中、自由を求めるヴィドヤの成長が光を成していると共に、インドの神々の祭りも、彩りを与えています。

Posted byブクログ

2011/02/16

1941年、インド。お嬢さまとして何不自由なく育ったヴィドヤは、尊敬する父親が重いけがを負ったことで生活が一変、苦しみの日々を送るようになる。自分がデモの行進に忠告を無視して参加し続けたことで父親をこんな目にあわせてしまったということを、家族の誰にも打ち明けられず、彼女はひそかに...

1941年、インド。お嬢さまとして何不自由なく育ったヴィドヤは、尊敬する父親が重いけがを負ったことで生活が一変、苦しみの日々を送るようになる。自分がデモの行進に忠告を無視して参加し続けたことで父親をこんな目にあわせてしまったということを、家族の誰にも打ち明けられず、彼女はひそかに苦しむ。しかし、禁じられた図書室にしのび込んだことから、希望を見いだしていって・・・。ラマンとの出会い、非暴力をつらぬいてきたはずの兄が軍へ入ったことがヴィドヤを少しずつ変えてゆく。 カースト制が根付くインドでの生活を今まであまり想像したことがなく、ガンディーの思想も何となくしか知らない私にとって、この本で描かれる生活は未知そのものでした。第二次世界大戦の頃の話なので日本もかなり出てきて、外国から見たこの国の姿がどんなに恐ろしいものだったのかを改めて突き付けられた気がします。戦争は応酬でしかないというヴィドヤの言葉は、まさに正論だと思う。でも正論を貫けない人間のせいで、この世界は今も平和にはなれないんだなと思うと寂しい。そんなつらい時代でも、彼女とラマンが心を通じ合わせる様子はときめきます。また随所に読書好きなら絶対に分かる愛があふれていました。図書室は天国!

Posted byブクログ

2011/02/12

―勉強させてあげる?それが問題なのよ―  第二次世界大戦中、非暴力不服従をかかげるガンディー率いるインド。独立をさけぶデモに参加した日から、ヴィドヤの生活は一変した。自由と平等。誰かと一緒に生きること。美しいインドの風物や神々の祭りの情景とともに、読み進められます。

Posted byブクログ

2010/10/09

「人間が発明したなかで、もっとも価値のあるものはとたずねられたなら、それは文字であり言葉であると、迷うことなくわたしは答えるだろう」(P134)

Posted byブクログ