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冬の鷹 新潮文庫
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冬の鷹 新潮文庫

吉村昭(著者)

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冬の鷹 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2012/09/01
JAN 9784101117058

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商品レビュー

4.2

45件のお客様レビュー

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2025/09/26

人体の部位の絵の脇で、横に這っている得体の知れない文字。限られた情報源から推測し、格闘すること3年半。遂に出版にこぎつける。翻訳を行ったのは主に良沢。しかし、訳業関係者として彼の名は連なっていない。中途半端な出来には満足せず、言語を極めることに没頭する。いつの間にか人を遠ざける。...

人体の部位の絵の脇で、横に這っている得体の知れない文字。限られた情報源から推測し、格闘すること3年半。遂に出版にこぎつける。翻訳を行ったのは主に良沢。しかし、訳業関係者として彼の名は連なっていない。中途半端な出来には満足せず、言語を極めることに没頭する。いつの間にか人を遠ざける。誉れ高き名声と巨万の富を得た玄白とは対照的。寂しく見える晩年も、美学追求の1つの姿。…歴史の授業。江戸時代中期の必須で覚える出来事。「解体新書」。そこにも学ぶべき人生訓があった。各々がならではの道を生きて、今の医学と語学がある。

Posted by ブクログ

2025/09/19

吉村文学の長編に挑戦した。4日で読み終えた。 オランダ語を生涯かけて追求する男。 名声を求めない、お金を稼ぐことに興味はない。 老荘思想に憧れる。学校で習った解体新書の著者は、杉田玄白ではなかった。前野良沢であったのを教えてくれた。

Posted by ブクログ

2024/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前野良沢、杉田玄白それぞれの特性・性格が反映された人生が描かれており興味深く読んだ。 良沢の執念、玄白の社交性と統率力。両者どちらが欠けても解体新書は世に出版されることはなかっただろうと思った。 良沢は玄白の祝いの席にも出席したのに、いくら性格が合わず、後ろめたさがあったとはいえ玄白が良沢の葬儀に行かなかったのは不義理だと感じた。 個人的に好きな場面は老いて隠棲していた良沢を娘の峰子が迎えに来た場面。冬の鷹とはまさしく前野良沢のことだと思った。

Posted by ブクログ