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おふくろの夜回り
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/06/10 |
JAN | 9784163727509 |
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おふくろの夜回り
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おふくろの夜回り
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
県立神奈川近代文学館で開催中の三浦哲郎展に行ってきたので再読。本棚から適当に選んだ一冊だったが、展示内容とかぶる点も多く、また、初出が「オール読物」の巻末随筆だったこともあり、名文、且つ、読みやすい分量だった。基本随筆だが、短編小説風のものもあり、全く飽きない。印象的な数編を挙げ...
県立神奈川近代文学館で開催中の三浦哲郎展に行ってきたので再読。本棚から適当に選んだ一冊だったが、展示内容とかぶる点も多く、また、初出が「オール読物」の巻末随筆だったこともあり、名文、且つ、読みやすい分量だった。基本随筆だが、短編小説風のものもあり、全く飽きない。印象的な数編を挙げたいところだが「全部!」以外の回答はない。(試しに…「挨拶」「車椅子のマフィア」「膝の上の鐘」「おさななじみ」「酔客」…ああだめだきりがない)ところで、三浦哲郎は短編の名手として知られているが、誰か「食べ物」に関する短編集(随筆含む)を編んでくれないだろうか。巷間によく知られている「とんかつ」をはじめ「盆土産」のえびフライや、本書に収録の「湯漬け」の鰯、題名は忘れたが、代用教員時代、宿直中の著者に漁師の家の生徒が差し入れてくれたイカの刺身…。思い出すだけで涎が出そうである。とんかつのエピソードは本書の「惜別」にもあり、とんかつは著者の芥川賞受賞作「忍ぶ川」とも深い関係があることがわかる。開催中の文学展も是非。
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やはり純文学は良い。読んでいて心が落ち着く。三浦哲郎が書くと、貧乏していたことさえもほんわかした心地良さで包まれる。 こういうのを1つくらい、学校の教科書に載せてくれたらいいのに。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「忍ぶ川」(1961)や「白夜を旅する人々」(1985)の三浦哲郎(てつお)さんがお亡くなりになってもう6年近く・・・、早いものです。(1931.3.16~2010.8.29 享年79)エッセイ集「おふくろの夜回り」は2010.6.10発行、お亡くなりになる少し前に発行されています。夜具の上にほたほたと小さな音を遠慮がちに残しながら・・・、いつの間にか夜具に入り込んでいる北国の夜気を追い出していく。。。著者のおふくろさんの夜回り、心があたたかくなるエッセイです! 「忍ぶ川」の三浦哲郎(てつお)さん「おふくろの夜回り」、2010.6発行。千字の短いエッセイ47編が収録されています。私にとって一番は、タイトルになっている「おふくろの夜回り」です。母親の優しさがしみじみと伝わってきます! 面白いのが「同郷人」と「おさななじみ」。「ちちははの面影」は味わい深いです。遺影を見詰める者は日に日に老い、遺影のなかのちちははは日に日に若返ってくる・・・・・。
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