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夜明けの縁をさ迷う人々 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2010/06/22 |
| JAN | 9784043410064 |
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夜明けの縁をさ迷う人々
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商品レビュー
3.6
111件のお客様レビュー
小川洋子さんの作品の全てを読みたい。 けして社会の真ん中に居ないであろう、少し変わった人々にスポットを当てる静かな世界観とその描写が心にストレートに刺さります。 この短編集では、ちょっと怖いと感じる話が多めでした。 「パラソルチョコレート」が特に好きでした。
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9話の不思議な世界の短編集だ。 特に印象深かったのは⋯ ⚫︎「 曲芸と野球 」 「私」が少年野球を楽しんでいた小学校4年生の時、常に3塁側のファールゾーンで女性の曲芸師が椅子を4脚積み重ねての稽古をしていた。 しかしチームメイトには、その曲芸師の姿は視界に入っていないようだった...
9話の不思議な世界の短編集だ。 特に印象深かったのは⋯ ⚫︎「 曲芸と野球 」 「私」が少年野球を楽しんでいた小学校4年生の時、常に3塁側のファールゾーンで女性の曲芸師が椅子を4脚積み重ねての稽古をしていた。 しかしチームメイトには、その曲芸師の姿は視界に入っていないようだった。 大人になった「私」は、年に数回のペースで草野球を楽しむのだが、今でも三塁側のファールゾーンから曲芸師が「私」を見つめている。 ⚫︎「 イービーの叶わぬ望み 」 老舗の中華料理店のエレベーター内で、誰かに産み落とされていたイービー。 お店に勤めていた心優しいチュン婆さんがイービーの育ての親になる。 成長とともにイービー少年はエレベーターボーイ(E.B.)として働くようになり、その優秀さもあって皆から愛される存在となった。 育ての親のチュン婆さんが亡くなると、イービーはエレベーターから一歩も出なくなり、狭いエレベーター空間に合わせるように身体の成長も止まってしまう。 他の短編に登場してくる人物も、独特の個性を擁した者ばかりで魅力的なのだ。 小川洋子女史が綴る人物たちは、ただ単に変わった人物像に留まることなく、世を超越した存在感となって綴られている。
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9編の話のうち、恋愛感情に触れた話がいくつかあった。小川洋子さんの小説が纏っているほんのりとした愛情が、明確に恋愛感情として描かれている話は特に好きなので、登場人物のそれぞれの愛し方に読み耽った。タイトルの『夜明けの縁を彷徨う人々』という一文になったつもりで、私もページを捲った。...
9編の話のうち、恋愛感情に触れた話がいくつかあった。小川洋子さんの小説が纏っているほんのりとした愛情が、明確に恋愛感情として描かれている話は特に好きなので、登場人物のそれぞれの愛し方に読み耽った。タイトルの『夜明けの縁を彷徨う人々』という一文になったつもりで、私もページを捲った。『ラ・ヴェール嬢』という題名の話が登場するが、ラ・ヴェールとはフランス語で緑という意味らしい。賃貸物件のサイトの引用を見つけてようやく見つけた意味だったが、この簡単に、明確に辿り着かない答えすらも題名に込められているのかなと思う。
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