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春日局 集英社文庫
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春日局 集英社文庫

杉本苑子【著】

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春日局 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介 1986年刊の再編集
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2010/06/24
JAN 9784087465792

春日局

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商品レビュー

3

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2021/07/06

表題作のほか戦国時代から江戸時代を舞台にした歴史短編集。 春日局に関していえば、どんな描き方をしているのかと思いきや、日本人が一番思い浮かべる強かで傲岸不遜で、家光を溺愛した乳母というイメージそのままだった。少し違った解釈を期待していただけにやや残念だった。 逆にほかの短編は業の...

表題作のほか戦国時代から江戸時代を舞台にした歴史短編集。 春日局に関していえば、どんな描き方をしているのかと思いきや、日本人が一番思い浮かべる強かで傲岸不遜で、家光を溺愛した乳母というイメージそのままだった。少し違った解釈を期待していただけにやや残念だった。 逆にほかの短編は業の深いゆえに破滅していく者や不思議な因縁で思いがけない運命に誘われていく者など、それぞれに読み応えがあって面白かった。

Posted by ブクログ

2011/04/19

大奥と言えば、必ず女の闘いと相場が決まっていますが、この話は、2代将軍徳川秀忠の長男・竹千代の乳母である春日局は次期将軍の座をめぐり、次男の国松を溺愛するお江と激しく対立する話です。お江と言えば、今の大河ドラマ。どうみても舌足らずの「のだめ」にしか思えない「お江」が、この話ように...

大奥と言えば、必ず女の闘いと相場が決まっていますが、この話は、2代将軍徳川秀忠の長男・竹千代の乳母である春日局は次期将軍の座をめぐり、次男の国松を溺愛するお江と激しく対立する話です。お江と言えば、今の大河ドラマ。どうみても舌足らずの「のだめ」にしか思えない「お江」が、この話ように晩年は春日局と争うのだろうか、、、このあたり今の大河ドラマの終盤に期待したいところ。 とはいえ、この春日局の話もかなり作り話もありそうで、はたして大河ドラマとのクロスがあるのかどうか。この春日局は「福」と言い、父は美濃の名族斎藤氏の一族で明智光秀の重臣であり甥とも言われる斎藤利三。一方、お江は浅井長政の三女で、母は織田信長の妹。本能寺の変の敵味方という過去を持つわけで、なかなか女の戦いはすごいものです。 三代将軍家光は、徳川十五代将軍の内、正室の子は、家康・家光・慶喜の三名のみですし、さらに将軍の御内室(御台所)が生んだ将軍は家光のみということで、正統派という印象が強かったですが、幼少時は病弱で、吃音があり容姿も美麗とは言えなかったと言われています。なかなかこうした本を読まないと学校の歴史では分からないものだなあ。

Posted by ブクログ

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