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ファージング(1) 英雄たちの朝 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2010/06/14 |
JAN | 9784488279059 |
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ファージング(1)
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ファージング(1)
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商品レビュー
3.8
28件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
作中では続いてるっぽい第二次大戦中にナチス・ドイツと講和しているイギリス。講和に貢献したファージング・セットという政治派閥の一人がある日殺されて、ファージング・セットの一員の娘だけれどユダヤ人の夫を持ってる、その夫が殺人の容疑をかけられる…というより犯人に仕立て上げられてる空気。歴史改変ミステリーです。 真犯人はほぼ確定してるけど、ユダヤ人は憎いからこいつにしとこう感がすごくて。1作目の主人公のルーシー・カーンも夫のデイヴィッド・カーンも好感が持てる人物なのでつらい。ユダヤ人と、爵位持ちで国家権力の中枢にいるお家の娘が結婚してるってだけで針の筵みたいなのに。ルーシーは使用人と丁寧に関わってきたから、大変な状況になっても助けてくれる人がいるのだけが救いです。 ファージング・セットの皆さんも、ルーシーの父親のロード・エヴァズリーだけちょっとマシで、他は母親含めて全滅。自分の地位だけが大事みたいな人ばかり。 スコットランドヤードから派遣されてきたカーマイケル警部補は実直な人で「ユダヤ人だから」「イギリス人だから」「権力のある人だから」とかに拘ることなく証言を集めて真犯人にたどり着くのだけれど、ここでカーマイケルの性的指向が大きく立ちはだかる…という胸糞展開でした。そう言えばナチス・ドイツは同性愛者も収容所送りにしてたから、同じような情勢を辿っているイギリスもそうだよな。。 富者と貧者に別々の法律が存在するのは今に始まったことではない…「カーマイケル、政治を超えるものなんか、なにひとつないんだよ」 続きも読みます。闇堕ちしたカーマイケル警部補が心配。
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※このレビューにはネタバレを含みます
スコットランド・ヤードのカーマイケル警部補は、政治派閥ファージング・セットの中心人物の邸宅でのパーティが催された翌朝下院議員の変死体が発見された事件を捜査している。1949年英国。ナチは英国と講和した。そしてソ連との戦いに追われている。実際の歴史とは違う歴史での出来事。
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主人公が特に美人でなく、たぶん普通に太ってるところがよい。さりげなく意思の強そうな顔だとは書かれている。ナチスが1945年に倒れなかった設定の小説だが、特にそこに踏み込むのでなく、主人公の周りのユダヤ人や同性愛者、差別する人、などを淡々と書いている。
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