なぜ、脳は神を創ったのか？ フォレスト2545新書

苫米地英人【著】

• 販売会社／発売会社: フォレスト出版
• 発売年月日: 2010/06/15
• JAN: 9784894518155

商品レビュー

2024/01/05

人は完全情報を求めて宗教、神を作った。
この本によると、あらゆるものが宗教の範疇に入る。
資本主義、マルクス主義も、お金が唯一絶対の価値であると信仰する宗教現象である。
戦争は、一つの価値観しか世の中にないと洗脳する宗教戦争だという。

この本では、釈迦オリジナルの内容と、日本の仏教の違いを知ることができた。

釈迦はあの世や霊魂がないということを語ることは無駄であり、目の前のやるべきことをやれと説いた　や、
日本に伝わった仏教は中国で道教化された仏教であり、オリジナル仏教とは異なる。位牌は儒教、道教由来のもの。密教はバラモン教から取り込んだ。
仏教では、この世（娑婆）とあの世（涅槃）だけであったが、浄土（阿弥陀如来の救い）は中間地点として中国で作られた浄土教から来ている　などである。

過去に他人から言われた言葉、内容によって形作られたアリもしない価値観を信じ込まされている（ある種の洗脳）。そこから自由になるには、過去ではなく未来の自分の在り方に目を向けることが大事だという。

天台宗や、チベット仏教、気功などに関わっている著者から
宗教に囚われずに自分の価値観で生きろというのも不思議な話だが、きっと筆者が、この本で一番、主張したかったことなのだろう。

2022/10/01

タイトル通りの内容から始まったが「キリスト教＝神」という論理から仏教の話まで飛躍していき、論点が著者の伝えたい内容に落ち着いていた。

2019/09/25

この本の目的は別のところにあると思った。悲しい。
きな臭い。胡散臭い。
これ読んだ！って友達に言えない。
けど、
中学生の頃これを読んで全然意味がわからなくて
心理学に興味持ったはじまりの本。