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中等部超能力戦争 双葉文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2010/06/13 |
JAN | 9784575513608 |
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中等部超能力戦争
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中等部超能力戦争
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
戦争というよりはケンカや諍いという感じ。超能力を使った諍いというわけでもなくて、超能力があることによって生まれた諍いというか。 主人公ははるかとしーちゃんの2人の少女。物語ははるか視点で、はるかはまあ普通の女の子(中学生で合コンに行って彼氏作ったりしちゃうけど)。対してしーちゃんは周りから変な子として認識されていて、でもはるかはあまりそんな風には思わずにそれなりに仲良くしてる。そんな2人の間に起きた「戦争」。 読後は読み返したくなる。それぞれがどっちなのか、という点も確かめながら読みたいし、それ以上に、超能力というフィルターのせいで違う風に見えてしまってる話がたくさんあるような気がする。しーちゃん視点で見つめ直すと、どうなるんだろう。 この本とは、さわや書店フェザン店の企画「ヨマネホンティ」で出会った。本の表紙を隠してタイトルだけ見せて売るという企画なんだけど、それがなかったら目には留まらなかった本だと思う。
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タイトルのインパクトが強すぎてずっと気になっていたのだけど、なかなか再会できなかった一冊。しかしこれは素晴らしいタイトルネーミングだ。 「中等部の教室でサイキックな少女たちが壮絶なバトルを繰り広げる学園ファンタジーノベル」的なものを想像させるタイトルだけれど、読んでみると戦争でも...
タイトルのインパクトが強すぎてずっと気になっていたのだけど、なかなか再会できなかった一冊。しかしこれは素晴らしいタイトルネーミングだ。 「中等部の教室でサイキックな少女たちが壮絶なバトルを繰り広げる学園ファンタジーノベル」的なものを想像させるタイトルだけれど、読んでみると戦争でもないし超能力もよくわかんないし、って言うか中等部ですらないじゃん、とツッコミを入れたくなってしまう。 しかし中盤あたりでこのタイトルの意味が明かされて、一気に話がひっくり返った。 成程、確かにこれは戦争だ。作者の企みにまんまと嵌められてしまった。 「できれば、どっちかにしてほしい。子供なんだか、大人なんだか。でもそれができないから、みんな困っているのだろう。」 「子供っぽいだけの人なのかもしれないとは思うけれど、でも子供のままでいられるわけがない。子供そのままで許されるわけがない。」 ところどころに、子供と大人の狭間に立つ少女のためらいとか戸惑いとか、そういうセンチメンタルなものを感じさせるフレーズが飛び出してきて切ない。 小清水さんはもう超能力が使えなくなってしまったのだろうか。昔は本当に使えたんだろうか。自分でも持て余してしまうようなこの奇妙な力を、いつかははるかも使えなくなってしまうのだろうか。 「超能力」というのはたぶん、この時期の少女たちすべてが持っていた、無闇に人を傷つけてしまったり惹きつけてしまったりするようなある種の不思議な力のことなのだろう。それを「超能力」として、寓話的に可視化している。これは少女たちの寓話としての、学園小説なのだ。 もっと読まれて評価されて然るべき小説だと思うんだけどなあ。 そしてリアルに映画化希望。 ちなみに、我々男子にその不思議な力があったのかどうかは本作品では言及されていない。残念ながら。
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友情という超能力はだれにでも備わっている。うまく使えるかどうかによってこれからの人生は大きく変わっていく。もちろんタネもしかけもございません。
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