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柚子の花咲く
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柚子の花咲く

葉室麟【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2010/06/30
JAN 9784022507532

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商品レビュー

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2024/06/08

 いいお話だった。恩師が何者かに殺された。その真相を探りに行った友もまた。そして主人公の恭平がその真相を探るため、隣の藩に潜入する。  師弟、友情、愛情、親子関係等の要素がちりばめられていて、時代小説ではあるけれど、現代にも通じることが描かれている。  ラスト、青葉堂村塾の子ども...

 いいお話だった。恩師が何者かに殺された。その真相を探りに行った友もまた。そして主人公の恭平がその真相を探るため、隣の藩に潜入する。  師弟、友情、愛情、親子関係等の要素がちりばめられていて、時代小説ではあるけれど、現代にも通じることが描かれている。  ラスト、青葉堂村塾の子ども達の姿が本当に純粋で健気で、「約束を守る」ということを体現している姿に感動。子ども達がそのような行動をとれたのも、恩師の与五郎の教えの賜物。  与五郎の父は恭平の隣藩の家老で大きな力を持つ。その父親のまつりごとに対する姿勢に異を唱えることもあった与五郎は、一度素行が悪くなり勘当される。でも、再出発をするため、恭平の住む藩にやって来た。  そんな彼だからこそ、「たとえ身についた泥があったとしても、自らの心で洗い流すことはできるはずです」ということができたのだろう。  また、「自分を嫌うことは、自分を大切に思ってくれる人の心を大事にしないことになる」との言葉にも、彼の生き様が現れているのではないかと思う。  与五郎と同じくらいにいい人だなと思ったのは儀平。もうあっぱれとしか言いようがない。 まつりごとに携わる者の醜さも描かれている。この醜さはいつの時代も変わらないのか。自分の藩の為ならば、悪事には目をつぶる。いや時にはそれを手助けさえする。自分の「役に立つか立たないか」で選り分ける。その人が苦しもうがどうしようがかまいはしない。いや、苦しむのは「覚悟が足らぬ故だ」と突き放す。そんな人物に成り果てるのは、権力の故か、もともとの生まれ持ったものの故か。

Posted by ブクログ

2021/09/29

2021.09.27 「桃栗三年柿八年」と教わってきたけど、更に「柚子は九年で花が咲く、梨の大馬鹿十八年」がやけに心に残った。次世代の若者を育てて行くことの大切さを改めて感じた。

Posted by ブクログ

2019/11/29

少年時代に梶与五郎の薫陶を受けた筒井恭平は、与五郎が隣藩で殺害された事実を知り、真実を突き止めるため鵜ノ島藩に潜入するが――。人を愛すること、人が成長するということなど、人間にとって大事なものを教えてくれる感動の長編時代小説。柚子は9年で花が咲く。人生において、大切なものとは何な...

少年時代に梶与五郎の薫陶を受けた筒井恭平は、与五郎が隣藩で殺害された事実を知り、真実を突き止めるため鵜ノ島藩に潜入するが――。人を愛すること、人が成長するということなど、人間にとって大事なものを教えてくれる感動の長編時代小説。柚子は9年で花が咲く。人生において、大切なものとは何なのか。嵌った。

Posted by ブクログ

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