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清朝と近代世界 19世紀(1) シリーズ中国近現代史 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2010/06/18 |
JAN | 9784004312499 |
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清朝と近代世界 19世紀(1)
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商品レビュー
3.5
13件のお客様レビュー
清朝末期の事実をおさらいするのに良い。 アヘン戦争以降、下り坂一色で捉えていた清王朝だが、実は四方で自国の勢力圏を守るため列強と戦い、それなりに成果も収めていた部分もあるという事実が勉強になった。この時手放したモンゴルは独立国となり、そうではない新疆やチベット等が中国にとどまって...
清朝末期の事実をおさらいするのに良い。 アヘン戦争以降、下り坂一色で捉えていた清王朝だが、実は四方で自国の勢力圏を守るため列強と戦い、それなりに成果も収めていた部分もあるという事実が勉強になった。この時手放したモンゴルは独立国となり、そうではない新疆やチベット等が中国にとどまっていることからも、現代史に繋がる重要なポイントと思われる。 19世紀は、中国的価値観に基づく勢力範囲と、西洋のネイション概念が衝突した時代であり、この時の矛盾を今なお中国、世界は引き摺っており、これが中国に対する違和感の深淵かと。 中国の四方への広がりという奥深さ、ダイナミックさを考えると、日本から見た中国と、中国から見る日本の比重が当然違ってくるということに思い至る。 また、清朝末期においてなお、社会の規範として儒教の影響力が強く、歴史が長い国、文化であるがゆえに変革は困難だったのであろうと理解できる。
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この本では清朝の繁栄とそれに隠された苦難について記載されている。その苦難というものは欧米との外交と国内での反乱に分けられると思う。外交についてはアヘン戦争、第2次アヘン戦争後の南京条約や北京条約によって清朝から利益を貪りとる列強たちに手を焼いた。 国内での反乱については18世...
この本では清朝の繁栄とそれに隠された苦難について記載されている。その苦難というものは欧米との外交と国内での反乱に分けられると思う。外交についてはアヘン戦争、第2次アヘン戦争後の南京条約や北京条約によって清朝から利益を貪りとる列強たちに手を焼いた。 国内での反乱については18世紀の人口増加に伴い、豊かな暮らしを手に入れた人々がいた一方でそうではない人々もいた。後者にとって洪秀全の教えは光り輝くものであり、後には太平天国の乱を起こした。それに連鎖する形で他の省でも動機は違えど反乱が起き、大地は荒廃していった。
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中国とはどんな国かを知りたかった。 米ソ冷戦時代が終わり、「眠れる獅子」と呼ばれた中国がついに眠りから覚めた。日本を追い越し世界第二位の経済大国にのし上がった。 歴史学者アーノルド・トインビーは「世界政府ができるとすれば中国のリーダーが世界政府のリーダーになるだろう」と言った。 ...
中国とはどんな国かを知りたかった。 米ソ冷戦時代が終わり、「眠れる獅子」と呼ばれた中国がついに眠りから覚めた。日本を追い越し世界第二位の経済大国にのし上がった。 歴史学者アーノルド・トインビーは「世界政府ができるとすれば中国のリーダーが世界政府のリーダーになるだろう」と言った。 その中国とはいかなる国なのか。 中国を理解するために、清の成立から没落までの歴史を知る必要がある。 1840〜1841年:アヘン戦争(清vs英) 1856〜1860:第二次アヘン戦争(清vs英・仏)
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