FREEで利益を生み出す45の鉄則

小川忠洋【著】

• 販売会社／発売会社: アスコム
• 発売年月日: 2010/05/17
• JAN: 9784776206064

商品レビュー

2014/11/27

「新規のお客をとる」、この仕事さえ上手にできれば、他はすべてなんとかなる。大切なのは、見込み客が「どう思うか」である、これがすべてであって、これが現実である。
（インターネット上でのフリーは2つとは？）……それは、ソフトウェアとコンテンツだ。ワード、エクセル、インターネットエクスプローラー、Webメール、ミクシィ、グリーなど。ソフトウェアは一度作ったら、ほぼ何人に使われようがほとんどコストがかからないと言える、作ったソフトをダウンロードできるようにして、お客さんの元に届ければ、配送のコストもゼロだ、だから、フリーの美人すモデルをそのまま使うことができる。コンテンツとは「内容（情報）、中身」と定義されている、わかりやすくするために、ここではコンテンツとは「相手にとって価値ある情報」としておこう。フリーの力を最大限に使おうとしたら「フリーコンテンツ」を使うのが最も簡単で有効な方法だと言える。
（フリーの戦略最大の売りは？）……すべては勝ちだ、フリーで提供されるコンテンツやソフトウェア、その価値こそが問題なのだ。
（インターネット最強の力とは何かを知る？）……「返報性の原理」とは、要するにひとは何らかの恩恵を受けたら、それに対するお返しをしなければいけないと感じる原理のことだ。あなたから何か価値あるもの（フリーコンテンツ）を無料でもらった人は、あなたから何かを買いたくなる（お返ししたくなる）ということだ。
（お客から見て「違う」モノを作る）……「お客から見て『同じ』だと思われるモノ」を扱っているとインターネットではどうなるだろうか？　家電で考えてみよう、ライバルと同じ液晶テレビを売っていたらどうなるか？　……そう、「比較」の餌食だ。インターネットではなおさら「違い」を認識してもらうこと――「この商品はあの商品とは同じではない」とわかってもらうことがとても重要になるのだ。

2012/05/23

インターネットビジネスというものを知っている方であれば、FREEという洋書はご存知だと思います。FREEというのは今後世の中がグーグル化するといった内容で、無料サンプル、無料体験版などの「無料のコンテンツ」で体験価値を持たせなければ、物が売れない自体になり、そういうFREE戦略を使う人が勝っていく時代になるという考え方の本です。そして、この本はその本家のFREEを日本人用に向けて、分かりやすくまとめた本で、著者は日本のインターネットビジネス界で有名な小川忠洋（ダイレクト出版の社長）さんという方です。彼は洋書、英語圏のE-BOOK（電子書籍）を翻訳してオンライン出版をされている方で、彼の経営戦略が学べる一冊となっています。本家のような物語調ではなく、自己啓発書らしいセンテンスでまとめられた読みやすい一冊なので、インターネットビジネスの辞書の一冊として自宅に置いておくことをオススメします。

2011/07/20

・インターネット上でフリー（コンテンツ）提供ビジネスを展開していく上でのポイントを記載した一冊
＃この類の本は初だったが、どこかで聞いたような話が多かったので、恐らく初級者向けの本（知らなくてもスラスラ読めたし）

・インターネットはフリーと相性が良いというのはそのとおりだとオモタ
＃情報伝達、商品発送、在庫管理のコストがオフライン比較したら圧倒的に安い

・やってはいけないポイント、（客の）知覚する価値を高めるポイント、人を動かす手法（影響力の武器より）、等が広く浅く書かれている印象
＃著者はかなり泥臭くやってるんだろうなーということが想像できる、当たり前っちゃー当たり前か