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名画で読み解く ブルボン王朝12の物語 光文社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2010/05/20 |
JAN | 9784334035662 |
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名画で読み解く ブルボン王朝12の物語
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商品レビュー
4.1
48件のお客様レビュー
「歴史とは斯くあるべし」と読みながら思った。 絵画に込められた物語性を歴史として浮き彫りにするのは、そもそも歴史とは点でなく線であることを改めて思わせる。 他のシリーズも読みたい。 歴史が苦手だと思ってる人にお勧めしたい。そんな気持ちがあるが、やけに難しい単語が並んでるので、教養...
「歴史とは斯くあるべし」と読みながら思った。 絵画に込められた物語性を歴史として浮き彫りにするのは、そもそも歴史とは点でなく線であることを改めて思わせる。 他のシリーズも読みたい。 歴史が苦手だと思ってる人にお勧めしたい。そんな気持ちがあるが、やけに難しい単語が並んでるので、教養を必要とする読み物かもしれない。 私にとって小難しい単語はむしろ荘厳さを醸すエッセンスになるが、初学者や苦手な人にとってそれは凶器にしかならない気もする。 つまり、こんなに面白いのに初学者にお勧めしにくい。ナンテコッタイ。
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12枚の絵画を通してフランス・ブルボン王朝の歴史を紐解く1冊。 ちょこちょこ小説で読んでいる人物が絡んでくると、急に解像度増す気がするから歩楽しい。 こういう自分の中にある知識の点と点が、読書中に線になって繋がってゆく瞬間がたまらなく気持ちいい。おそらくこの瞬間の気持ちよさのため...
12枚の絵画を通してフランス・ブルボン王朝の歴史を紐解く1冊。 ちょこちょこ小説で読んでいる人物が絡んでくると、急に解像度増す気がするから歩楽しい。 こういう自分の中にある知識の点と点が、読書中に線になって繋がってゆく瞬間がたまらなく気持ちいい。おそらくこの瞬間の気持ちよさのために読書をし続けているのだな、と思います。 その瞬間は、読書中だけではなく、ゲームでも映画でもたわいのない会話中でも同じ。 ふとした瞬間に、繋がる気持ちよさ。知識が繋がるのはとてもいいです。 絵画は12枚だけでなく、各章ごとに補足するためにいくつか追加で紹介されています。知っていたのは「ガブリエル・デストロとその妹」乳首摘んでるやつですね。思春期には印象は強いですこの1枚。「ぶらんこ」スカートの中覗いているやつ。あの貴族に気づいてなんちゅう性癖絵画だと思った記憶。 「ナポレオンの戴冠式」「アルプスを超えるナポレオン」「民衆を導く自由の女神」の有名すぎる3枚。 「メデュース号の筏」極限の暗さ。 世界史というかヨーロッパ史の複雑さは、各時代各国の婚姻関係にあると思います。 これに比べたら、日本史の同じ感じ使用している名前(偏諱のせい)が多くて覚えられない、なんて戯言じゃないかと思うんですけどねぇ。まあ、覚えられないと言っている時点で覚える気持ちを半ば放棄していると思うので、死ぬ気で覚えるしかないのですが。テストなら丸暗記でいいのでしょうが、物語として楽しんでいる身としては、するする覚えたい。 なので、点と点が繋がると気持ちがいいのです。あ、この知識がランクアップしたという感覚。他人にはわかりづらいでしょうが、楽しいのです。
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新婚旅行でパリに行ったため、予習のため読んでいた。 ロマノフ、ハプスブルクも読んできており、やっぱり中野さんの文章は読みやすいしとっつきやすい。 ちょうどパリでルーブル美術館に行く予定があったため、本書が大いに役立った。歴史を学ぶという意味でも、絵画が描かれた背景を知るという...
新婚旅行でパリに行ったため、予習のため読んでいた。 ロマノフ、ハプスブルクも読んできており、やっぱり中野さんの文章は読みやすいしとっつきやすい。 ちょうどパリでルーブル美術館に行く予定があったため、本書が大いに役立った。歴史を学ぶという意味でも、絵画が描かれた背景を知るという意味でも。 ルーブル美術館ではルーベンスの『マリー・ド・メディシスの生涯』を見ることができたし、なぜこの絵が描かれたのかという背景も事前知識として持っていたのが良かった。 また、『ナポレオンの戴冠式』はルーブル美術館にもあるがヴェルサイユ宮殿にもある。なんとどちらも本物のようだ。この細かさと大きさの絵を2枚も描いたということ…。
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