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ウロボロスの純正音律 講談社ノベルス
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ウロボロスの純正音律 講談社ノベルス

竹本健治【著】

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ウロボロスの純正音律 講談社ノベルス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2010/05/06
JAN 9784061827172

ウロボロスの純正音律

¥660

商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2015/11/08
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 意外性    ★★☆☆☆     熱中度    ★★★★☆  読後感    ★★☆☆☆  印象深さ   ★★★★☆    キャラクター ★★★★☆  入手困難   ★★★★☆  トータル   ★★★★☆  ウロボロスの純正音律は,黒死館殺人事件を意識した作品になっている。ウロボロスシリーズに特有のうんちくは,囲碁,星座,音楽といった部分に向けられている。    作品全体の作りはいたってシンプル。トリックとしては,玲瓏館に来ていたほとんどの人物が,オラウータンのオリガの存在を,「人間はあまりに恐ろしく,あまりにも信じられないものを,頭の方で見て見ぬふりをしてしまう。」という理由で見ることができなかったというもの。このプロットをベースとして,うんちく満載の作品を作り上げている。 ○ プレリュード  南雲堂という出版社の南雲一範から,竹本健治が,「漫画を書いてほしい」と依頼を受ける。 ○ 第一章  竹本健治が,玲瓏館で囲碁漫画の制作を始める。 ○ 第二章  玲瓏館の図書室の公開の日に,モルグ街の殺人の見立てで,福井健太が殺害される。また,謎の棋譜(囲碁)の謎が,「キリエ」というグレゴリオ聖歌の楽譜であることが分かる。 ○ 第三章  まだらの紐の見立てで,国樹由香が殺害される。小栗虫太郎が,玲瓏館をモデルとして黒死館殺人事件を書いていたことが分かる。 ○ 第四章  竹本健治と京極夏彦が,玲瓏館の地下迷路を発見し,地下で,南雲やリエンヌらが合唱をしていることを知る。 ○ 第五章  映画版,犬神家の一族の見立てで,京極夏彦が殺害される。 ○ 第六章  北村薫による真相の推理。事件の核心は,ほかの人間には見えない「オラウータン」の存在。「オラウータン」を見ることができたのは、国樹由香と竹本健治の息子の竜都だけだった。オラウータンはオリガという名前であり,第一の殺人の犯人だった。第二,第三の殺人は,オリガの存在を隠すために,リエンヌが第二,第三の殺人を実行していた。 ○ 登場人物  南雲一範   南雲堂という出版社の編集者(経営者)。物語の舞台となる玲瓏館のオーナー  リエンヌ・オイデゲルグ   玲瓏館のメイド。第二,第三の殺人の犯人  河内実加   プロの漫画家。代表作は,「人形はこたつで推理する」の漫画化など  国樹由香   プロの漫画化。喜国雅彦の妻。第二の殺人の被害者  篠田真由美   ミステリ作家。作中では自由奔放に動き回り,好き放題言っている。  蔵本祐美子   カタギの主婦で同人誌作家。田中耕一の知人。篠田真由美とも仲がいい。  樺沼   玲瓏館の使用人。プロレスラーみたいな大男  鈴   玲瓏館の使用人。老女  野村和哉   宇宙開発事業団で衛星の打ち上げに携わっている人。地味。作中で大森弘恵とクリスマスイブに赤坂のレストランに行く。  上原奈津子   図書館の司書。斉藤雅子とは高校時代からのコンビ  斉藤雅子   何をしている人かはっきり書かれていない人。アシスタントのひとり。上原奈津子とは高校時代からのコンビ  福井健太   書評家。第一の事件の被害者  大森弘恵   弁護士事務所の事務員。竹本健治の読者のひとり。アシスタント。作中でクリスマスイブに野村和哉と赤坂のレストランに行く。  竹本竜都   竹本健二の息子。9歳  遅塚久美子   集英社の編集者  京極夏彦   ミステリ作家。第三の事件の被害者  橘田久美子   科学研究所の女性  乾敦   元ミステリ評論家。ゲーム会社社員。ウロボロスシリーズには,偽書から登場している。  小出和代   喜久屋書店の店員。小出兼政という江戸時代の算学者の末裔  東雅夫   雑誌「幻想文学」の編集長  北村一男   「EQ」の編集者  喜国雅彦   漫画家。無類のミステリマニア  綾辻行人   ミステリ作家。本作品では,探偵役の取りまとめ,狂言回しのような存在  西澤保彦   ミステリ作家。本格ミステリ第二世代の代表的な作家で,関西在住  東海洋士   竹本の友人  南澤大介   音楽家  御子神   刑事。今回の連続殺人事件を担当  千街晶之   書評家。屋根に逆さで吊るされるという惨劇に見舞われる。  南雲算哲   玲瓏館の創設者  村川真一   田中幸一と同人誌で論戦をしていたことがあるマニア。主要な男性アシスタントのひとり。  北村薫   ミステリ作家。この作品では探偵役として,最後に真相を推理する。  倉阪鬼一郎   ホラー,ミステリ作家。この作品では地味な存在

Posted by ブクログ

2012/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メタミステリ、ウロボロスシリーズ。 著者の漫画作品「入神」の執筆時期が舞台なので、そちらを先に読むと更に面白い。 ウロボロスシリーズ特有の、現実の舞台、現実の人物の中にミステリを持ち込んでメタな世界に仕上げられている。 とかく登場人物が有名なミステリ作家、漫画家中心なので、著者の交友録としても興味深いし、誰がどんな役どころを振られているのか、作家ファンとして個人的に興味は尽きない。 現実とリンクしつつ、幻想的な装置と絶え間なく語られる蘊蓄、情報量は多いが、単純にメタミステリとしての出来は第一作『ウロボロスの偽書』の方が上のような気がする。 本格ミステリを味わいつつ新本格派作家萌えを追いたい人にはおすすめ。 むしろ、著者周辺の作家をまったく知らずに読むと、次々とカメオ出演する(実在の)登場人物に目が眩んで読みすすめるのが大変かも。 それはそれで、幻惑ミステリとしては贅沢な楽しみ方のような気もするが。

Posted by ブクログ

2010/06/27

『ウロボロスの偽書』『ウロボロスの基礎論』と続くシリーズの第三作。 有名な作家が実名で登場し、本作者が主人公の作品。 主人公はある出版社よりマンガ書き下ろしの依頼を受けることになる。出版社の倉庫として扱われていた古めかしい洋館の一室を提供され、友人である推理作家等を呼び制作を行...

『ウロボロスの偽書』『ウロボロスの基礎論』と続くシリーズの第三作。 有名な作家が実名で登場し、本作者が主人公の作品。 主人公はある出版社よりマンガ書き下ろしの依頼を受けることになる。出版社の倉庫として扱われていた古めかしい洋館の一室を提供され、友人である推理作家等を呼び制作を行うことになるのだが、そこで殺人事件が発生する。 殺人の見立ては「モルグ街の殺人」?「黒死館殺人事件」? 囲碁盤の謎、88という数字の執着、天文学や唱歌など様々な思考が交錯され、そして判明される真相とは? 色んな情報量がすごすぎて途中飛ばし読みしちゃった。囲碁とかわかんないし・・・ 正統派推理小説で、論法や途中の推理合戦等だけで作品の約半分を占める量だった。

Posted by ブクログ