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神の棄てた裸体 イスラームの夜を歩く 新潮文庫
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神の棄てた裸体 イスラームの夜を歩く 新潮文庫

石井光太【著】

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神の棄てた裸体 イスラームの夜を歩く 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2010/04/24
JAN 9784101325316

神の棄てた裸体

¥330

商品レビュー

3.6

78件のお客様レビュー

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2024/06/13

『神の棄てた裸体~イスラームの夜を歩く~』 石井光太氏はの本を何冊か読んでいる。優れたジャーナリストだと思っているが、その著書は浅く読めばそれなりに、深く読めばより多くを学ぶことができる仕掛けが埋め込まれている。ノンフィクションは事実を描く。といっても、著者が切り取った事実だから...

『神の棄てた裸体~イスラームの夜を歩く~』 石井光太氏はの本を何冊か読んでいる。優れたジャーナリストだと思っているが、その著書は浅く読めばそれなりに、深く読めばより多くを学ぶことができる仕掛けが埋め込まれている。ノンフィクションは事実を描く。といっても、著者が切り取った事実だから、そこに作為は生じる。つまり、描かれるのは事実の一端である。そして、それを読んで、何を思うのかは読者に委ねられている。読者には浅く読む人も深く読む人もいるだろう。その両者を視野に入れた「ダブルミーニングの書き方」が石井光太の真骨頂である。 イスラム世界の性を取材した本書。性から人間を浮き彫りにする試み。そこに着眼したのが著者の慧眼である。 思えば、『21世紀への対話』も性の話題から始まる。それは「赤裸々な人間の話から始めよう」という企みであった。

Posted by ブクログ

2022/12/13

本のタイトルからそこまでの興味がわかずにずっと積読してありやっと。 自分では石井光太さんと同じことは絶対にできないから、こうやって本にされ読める事がすごいことだと思いながらあっというまに読み終わり。 この方の文章は読みやすく引き込まれる。 旅で出会ったいろんな人々の話。自分の全く...

本のタイトルからそこまでの興味がわかずにずっと積読してありやっと。 自分では石井光太さんと同じことは絶対にできないから、こうやって本にされ読める事がすごいことだと思いながらあっというまに読み終わり。 この方の文章は読みやすく引き込まれる。 旅で出会ったいろんな人々の話。自分の全く知らない世界。

Posted by ブクログ

2021/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の本は3冊目の読了となりましたが、手に取る度にいろいろ考えさせられます。 本書はイスラームの国々を訪れ、都会や観光地を巡るのではなく、それぞれの国が抱える闇に潜入し、「性」をテーマに取材をすすめる潜入ルポ。 まだまだ勉強不足な私にはイスラームといえば中東の国々だと思っていましたが、東南アジアにも多くのイスラーム教徒がいることを知りました。 敬虔なイスラーム教徒であればある程、厳しい戒律を重んじ、その中で生きています。 私の勝手な思い込みかも知れませんが、宗教とは私も含め多くの日本人には理解し難いものだと思っています。 それが故に本書にも書かれている「一夫多妻制」等は誤ったイメージを持っていた事にも気づかせてもらいました。 どことなく、権力や金を持つ一部の人が複数の妻をめとっているのだと何となく思っていましたが、イスラームの教えでは女性は外で働くことも許されていません。 だから、虐殺や戦争などで多くの若い男性がいなくなった後、残された女性を助ける為に多妻制が自然と出来上がったという事実は私の記憶に刷り込まれました。 そして、最下層で生きていく弱者とは何処の国でも女性と子供達、病に侵された人やジェンダーだという事実。 そこには生きていく為に体を売ったり、犯罪に手を染めたり、ドラッグに手を出したりする姿が生々しく描かれていました。 そして、そんな弱者を食い物にする人々がいることも。 過日読み終えた「絶対貧困」とも通ずる世界。 しかし、本作では「絶対貧困」で描かれた闇の部分のみならず、最下層で生きていく弱者の人々が、どう考え、どう思い、何を求めるのか、もう一歩踏み込んだ視点で描かれていたように思います。 本作を読みながら、著者が現場で感じたリアル、苦悩、無力感...そのままを書き記して頂いたことに只々感謝と尊敬の念を禁じ得ない。 私にはこの現実を変える力なんてありません。 しかし、世界中の全ての人が「自分には無理だ」と何もしなければ、何も変わることもない。 何かが出来る訳ではないが、せめて現実の世界で起こっている事実として受け止めようと思います。 説明 内容紹介 イスラームの国々では、男と女はどのように裸体を絡ませ合っているのだろう──。「性」という視点からかの世界を見つめれば、そこには、性欲を持て余して戒律から外れる男女がいて、寺院の裏には神から見放された少女売春婦までがいる。東南アジアから中東まで旅し、土地の人々とともに暮らし、体感したあの宗教と社会の現実。戦争報道では分からない、もう一つのイスラーム報告。 内容(「BOOK」データベースより) イスラームの国々では、男と女はどのように裸体を絡ませ合っているのだろう―。「性」という視点からかの世界を見つめれば、そこには、性欲を持て余して戒律から外れる男女がいて、寺院の裏には神から見放された少女売春婦までがいる。東南アジアから中東まで旅し、土地の人々とともに暮らし、体感したあの宗教と社会の現実。戦争報道では分からない、もう一つのイスラーム報告。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 石井/光太 1977(昭和52)年、東京生れ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。国内外の文化、歴史、医療などをテーマに取材、執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Posted by ブクログ

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