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昭和天皇 側近たちの戦争 歴史文化ライブラリー296
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
| 発売年月日 | 2010/05/01 |
| JAN | 9784642056960 |
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昭和天皇 側近たちの戦争
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昭和天皇 側近たちの戦争
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商品レビュー
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牧野伸顕、湯浅倉平、木戸幸一・・・。天皇を支え続けた忠臣たち。彼らの目から見た昭和史。 戦前日本、天皇を支えた宮内大臣・内大臣・侍従長ら側近たち。彼らは戦争への道を突き進む激動の昭和にいかなる政治的盈虚力を持っていたのか。牧野伸顕・木戸幸一ら昭和天皇の側近たちの視点から近代日本の...
牧野伸顕、湯浅倉平、木戸幸一・・・。天皇を支え続けた忠臣たち。彼らの目から見た昭和史。 戦前日本、天皇を支えた宮内大臣・内大臣・侍従長ら側近たち。彼らは戦争への道を突き進む激動の昭和にいかなる政治的盈虚力を持っていたのか。牧野伸顕・木戸幸一ら昭和天皇の側近たちの視点から近代日本の軌跡を描く。(2010年刊) ・昭和天皇側近たちの歴史認識―プロローグ ・明治憲法体制と天皇側近 ・満州事変と側近たちの動揺 ・二・二六事件と側近の一新 ・日中戦争下の側近と軍部への接近 ・アジア太平洋戦争期における天皇側近 ・新憲法制定と象徴天皇制―エピローグ 表紙の写真(西園寺公望、牧野伸顕、木戸幸一)が、象徴的である。本書を読んだ後に、表紙を眺めると、時代の流れを感じずにはいられない。 まず、西園寺公望は、最後の元老として、後継首相奏請という重要な責任を担うほか、ときに自分の意見を伝えることにより間接的に影響力を発揮したが、晩年は、自身の高齢化や、木戸が政情報告を怠ったことにより政治的影響力が低下する。 牧野伸顕は、牧野グループを形成し、英米協調にむけて主体的に活動を行うが、重臣批判の高まりや、自身の健康問題などにより、政治的引退を余儀なくされる。 木戸幸一は、近衛文麿と二人三脚により政治をリードし、結果的に戦争への道に突き進む事になる。(ただし、本書の木戸に関する記述は十分とは言えない。) 後世の人間とすれば、昭和天皇がその権力を発揮し、戦争を回避することが出来なかったのかとの見方をしてしまうが、本書を読むと、政治勢力(内閣や枢密院や軍部)の輔弼の元に大権を行使していたことがわかる。(輔弼の無い事項には大権を行使することが出来なかったことを考えると、権威の割には権力がなかったことがわかる) また、時代を経るにつれ人材が枯渇していくことがわかるのも悲しい。一体どこで道を誤ってしまったのか考えさせられる一冊である。
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※このレビューにはネタバレを含みます
天皇の側近というと宮内大臣、内大臣、侍従長などの役職がありますが、山県有朋、松方正義、西園寺公望、牧野伸顕、鈴木貫太郎、木戸幸一らの系譜になります。昭和天皇を政争に巻き込ませないとする木戸幸一、天皇「親政」のイメージに近く軍部独走を止めるための天皇の介入を期待する西園寺や鈴木との微妙な違いがあったということです。しかし、結果として政争にタッチさせなかった木戸の判断が天皇の意図に反して日本を戦争に導いた可能性があったということは複雑な結果です。想像以上に彼らの影響力が大きかったということそのものも、長老政治の悪い側面だったように感じました。高松宮のような天皇の弟でさえ、ほとんど意見を挟む余地がなかったということもいかに、皇室を政治から切り離すことが徹底していたかですね。
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著者の最新作「宮中から見る日本近代史」を読後に興味を持ち、著者の前作を手にとってみたのだが、なるほど最新作の方が昭和戦前期の時代をよく理解できる。 基本的な内容はそう変わらないと思うが、新書としてまとめるにあたって時代認識の表現がより洗練されたと思えた。 本書は、昭和天皇の...
著者の最新作「宮中から見る日本近代史」を読後に興味を持ち、著者の前作を手にとってみたのだが、なるほど最新作の方が昭和戦前期の時代をよく理解できる。 基本的な内容はそう変わらないと思うが、新書としてまとめるにあたって時代認識の表現がより洗練されたと思えた。 本書は、昭和天皇の側近たちがどのように行動したのかを歴史として発表しているが、 それがどのような意味を持っていたのかの考察が少ないために、新書版にくらべて時代が理解しにくい。 それにしても、「明治憲法体制」においては、「政府」や「軍部」のそれぞれが独立しており、意見が異なった時にそれを調整するシステムが「天皇」しかない体制であったとは驚きである。 なるほど、それならば天皇を補佐する「宮中」が大きな政治力を持っていたこともうなずける。 著者は「宮中」で活躍した人物として「西園寺公望」「牧野伸顕」「木戸幸一」などを取り上げて研究・考察しているが、最新作の「宮中から見る日本近代史」においては「木戸幸一」をあまり評価していないように思えたが、本書では「戦争終結にいたる最後の過程において木戸の輔弼スタイルがうまく機能したといえる」と評価しているが、これは研究が進んだ結果なのだろうか。 さらなる「宮中」の研究も知りたいと思えた。 本書を読むと、天皇を補佐する「宮中」が、法律によって決められた権限ではなく、個人的能力とか個性によって左右される「明治憲法体制」について、より理解が深まったと思えたが、やはり最新作の「宮中から見る日本近代史」の方が読みやすくわかりやすかった。
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