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暁英 贋説・鹿鳴館
定価 ¥2,090
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2010/04/17 |
JAN | 9784198629342 |
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暁英
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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
鹿鳴館を主題とした長編小説を手がけた作家のエピソードから導入部がはじまり、時代は明治へ。 親日派の英国人建築家ジョサイア・コンドルはお雇い外国人として、工学校の教授職に。若き建築家の卵と交流を深めるが、彼には銀座の煉瓦街をつくりあげたまま行方をくらました建築家の消息をたどる、という密命も帯びていた。 コンドルが救命した病の母子たち、そして不平士族の叛乱、欧化政策の裏に隠された政府の陰謀、植民地支配をもくろむ英国とその商社、商人たち。彼らの思惑に近づき、やがて真相を知ったコンドルは、ひとつの決断をする。 鹿鳴館ができた背景、なぜ設計図が残されていないのか、というミステリーについては、贋作をめぐる謎解きでよくある手法なので、さして驚きはしなかった。ただ、著者かなりの渾身作であることはうかがえる。 鹿鳴館について資料が残っていないこと、活躍の歴史が短いこと、そして建築当時はかなり不評だったこと。など驚き。 これが絶筆で亡くなれたとか。じつに惜しい。他の著作も読みたくなった。
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タイトル通り、鹿鳴館をめぐる話なのですが裏の歴史とでも言うべきストーリーになっています。 時代背景などが、先日読んだ『暁の密使』に共通するものがあって、作品の端々で『暁の密使』を思い出しました。 残念ながら未完の絶筆。 もしこの本が完成していたら、本の厚みは倍になっていたのではな...
タイトル通り、鹿鳴館をめぐる話なのですが裏の歴史とでも言うべきストーリーになっています。 時代背景などが、先日読んだ『暁の密使』に共通するものがあって、作品の端々で『暁の密使』を思い出しました。 残念ながら未完の絶筆。 もしこの本が完成していたら、本の厚みは倍になっていたのではないでしょうか。(上下巻に分かれたかも) とても面白かったし、興味深い内容で、続きが読めない事が残念でなりません。 それでも、読んで損はない小説だと思います。
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浮世絵が好きなので、河鍋暁斎をとりあげた作品だからということで読みました。初めて「北森鴻」さんの小説を読んだのですが、まさかそれが絶筆とは思いませんでした。 残念なのはこれが「未完」ということです。ページ数も相当ありますが、これで未完ですから、最後まで書き上げていれば上下巻になっ...
浮世絵が好きなので、河鍋暁斎をとりあげた作品だからということで読みました。初めて「北森鴻」さんの小説を読んだのですが、まさかそれが絶筆とは思いませんでした。 残念なのはこれが「未完」ということです。ページ数も相当ありますが、これで未完ですから、最後まで書き上げていれば上下巻になったのかもしれません。 暁英は、河鍋暁斎のお弟子さんで、英国人です。河鍋暁斎の浮世絵というか日記のようなものに、結構登場したりして、なんだかとても楽しそうな雰囲気がうかがえました。それだけに、小説の「政治的」な内容にはちょっと違和感があるわけですが、これはこれで楽しく読めました。 誰か続き書いてください。と、とてもいいたいです。
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