王さまライオンのケーキ はんぶんのはんぶん ばいのばいの おはなし

マシューマケリゴット【作・絵】, 野口絵美【訳】

• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2010/04/30
• JAN: 9784198629465

商品レビュー

2023/11/29

「アリは、王さまライオンのしょくじかいにまねかれました。王さまにしつれいがあってはいけない…。アリは、どきどきしてしょくじかいにむかいました。でも、ほかの８ぴきのどうぶつたちのおぎょうぎはひどいものです。しょくじがおわると、王さまライオンは、デザートのケーキを「自分のぶんをとってまわしなさい」と、となりのゾウにわたしました。さて、ゾウはケーキを切って、自分のぶんをとりましたが…？自分のぶんって、どれくらい？はんぶんのはんぶん、ばいのばいがよーくわかる算数がたのしくなる絵本です。」

2023/11/10

王さまライオンの食事会に招かれた動物たちがケーキを巡って一騒動。
各々が同じように半分ずつ取っても残りを考えないと全員に行き渡らないこと、前の発言者に負けじと見栄を張って自分が焼く予定のケーキを倍にしていくととんでもない数になること…。それぞれの欲深さや醜い虚勢が露になる中で、アリの誠実さが光る。
ゾウがケーキを半分こした時点で既にドン引きしていた8歳息子の感想第一声は「ライオン優しすぎ！」。「ゾウが一番良くないね」とプンプン立腹したあと、10人全員に行き渡るケーキカットの仕方を熱心に考えていた。

息子的に「最初に王さまライオンが自分のぶんを取って(みんなに)回して、お手本になればよかったんだよ」とも。

2023/08/26

絵が好み。
でも、それだけじゃない。
算数が楽しくなる絵本となってはいるけれど、思いやりを持てるかどうか。
道徳的要素もかんじた絵本。