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存在の美しい哀しみ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/04/15 |
JAN | 9784163291000 |
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存在の美しい哀しみ
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商品レビュー
4
21件のお客様レビュー
2023年7月にウィーンプラハに行ってきたからタイムリーな本だった。学びは無いけど、「美しい」物語。ただ聡が異父兄弟のなおこに会って人との繋がりを感じてるのは不思議。異母兄弟はすでに居るのにね。やはり両親揃わないと孤独を感じますよ、ていう陳腐なものを美しい物語として昇華しただけか...
2023年7月にウィーンプラハに行ってきたからタイムリーな本だった。学びは無いけど、「美しい」物語。ただ聡が異父兄弟のなおこに会って人との繋がりを感じてるのは不思議。異母兄弟はすでに居るのにね。やはり両親揃わないと孤独を感じますよ、ていう陳腐なものを美しい物語として昇華しただけかもと思うと星3つ!
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第一章では、母の死をきっかけに、兄が住むプラハへ向かい出会います。 第二章以降は母、父、そして兄と視点を変えて、それぞれの人生が綴られていきます。 角度を変えることで全く違う景色が見えて来ます。 全七章から構成されていますが、それぞれの人物描写も丁寧で、かつ風景描写も...
第一章では、母の死をきっかけに、兄が住むプラハへ向かい出会います。 第二章以降は母、父、そして兄と視点を変えて、それぞれの人生が綴られていきます。 角度を変えることで全く違う景色が見えて来ます。 全七章から構成されていますが、それぞれの人物描写も丁寧で、かつ風景描写も緻密で脳内映像でプラハやウィーンの町並みを想像しながら、それぞれの人物に感情移入して読めました。 派手な作品ではないけれど、しっとりとした美しい、そして余韻が残る作品となっています。
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異母兄がいることを知らされた20代の女性が、プラハにいる兄を訪ねるところから物語は始まる。章ごとにその周囲の人たちが順に主人公となり、最後はぐるりと回って兄の視点によって終結するという手法。 図書館でこの作品が目にとまったのは、かつて小さな映画館で見た『存在の耐えられない軽さ』...
異母兄がいることを知らされた20代の女性が、プラハにいる兄を訪ねるところから物語は始まる。章ごとにその周囲の人たちが順に主人公となり、最後はぐるりと回って兄の視点によって終結するという手法。 図書館でこの作品が目にとまったのは、かつて小さな映画館で見た『存在の耐えられない軽さ』を思い出したから。タイトルが似ていると思ったら、やはり映画が作中で効果的に用いられていた。 チェコが舞台の大人の恋愛もので、そう言えばいかにも作者の好みだと感じる。私も映画のあと、もっと理解したくて原作の小説を読んでみた記憶がある。 さて本作、第1章から切ない美しさに引き込まれた。さあどうなるのかと気になったところで、他の人の話に逸れていってしまい、一旦は肩透かしに。でも、各章は単独でも十分読み応えがあった。 母親の生き方もさることながら、父親の再婚相手のようなおとなしい女性が、じつは一番強いんだろうな。 他の作品でも感じることだが、恋愛ものにおけるしっとりとした美しさや甘さ、切なさ、妖しさなどの加減は絶妙だ。恋に溺れたときの弱さや醜さも含めて、作者の恋愛観は私の胸に沁みる。比べるのもナンだけど、少し前に読んだ平野啓一郎の恋愛ものはいただけなかった。 やはり、大人の恋愛は小池真理子がいい。って、この作品は大人の恋愛というわけでもないのだけれど。
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