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極私的東京名所案内 ワニブックスPLUS新書
定価 ¥880
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ワニプラス/ワニブックス |
発売年月日 | 2010/04/25 |
JAN | 9784847060144 |
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極私的東京名所案内
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●:引用 →:感想 ●東京はとても変化の激しい街ですから、ふつうの東京案内物は、賞味期限があって、連載終了直後に単行本にしないとその賞味期限が過ぎてしまいます(中略)けれど、この「極私的東京名所案内」は、ご覧になればわかるように、もともと、そんな賞味期限がとっくに過ぎているもの...
●:引用 →:感想 ●東京はとても変化の激しい街ですから、ふつうの東京案内物は、賞味期限があって、連載終了直後に単行本にしないとその賞味期限が過ぎてしまいます(中略)けれど、この「極私的東京名所案内」は、ご覧になればわかるように、もともと、そんな賞味期限がとっくに過ぎているものです。というより、もはやその種の賞味期限とは無縁のものばかりです。 ●「白山の南天堂だとか、日本橋の博文館の編集部だとか本当にトポスがあるね」「南天堂以外でも、寒月の家でもいいし、いろんな人が、出入りするトポスってのがあったでしょう、それを全部押さえていきたいっていう希望をぼくは持っています。」その希望を実現すべく始めた連載が「極私的東京名所案内」だったわけだが、ここで私が口にしている「トポス」という言葉は、連載第一回目「品川 土蔵相模」の冒頭の、 最近の東京が失ってしまったものの一つにサロンがある。別にサロンなどという気取った言い方をしなくてもよい。要するに、人がなんとなく集まる場所、足の向く場所である。 という一節中に登場する「サロン」という言葉と重なり合う。 →手に取ったものの、目次には見知った名所は少なく、果たして読み通せるかと不安に思いながら読み始めたが、これが予想に反して大変面白い読み物だった。案外予備知識が無い方が良かったのかもしれない。失われてしまった物への憧憬。「浅草 奥山閣」は興味深い。ぜひ続きを読んでみたい。
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