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喜娘 新人物文庫
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喜娘 新人物文庫

梓澤要【著】

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喜娘 新人物文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新人物往来社
発売年月日 2010/04/09
JAN 9784404038388

喜娘

¥385

商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2019/09/17

第十次遣唐大使の中国での娘の喜娘が日本にわたる話、長屋王に仕えた男の話、写経生と聖武天皇お気に入りの僧良弁との話、聖武天皇の異母兄弟の話など、奈良時代の短編集。主人公の心の内が克明に語られ、千年以上前の人間のことが現代人のように生き返る。最後の話は、現代を舞台としているが、ほとん...

第十次遣唐大使の中国での娘の喜娘が日本にわたる話、長屋王に仕えた男の話、写経生と聖武天皇お気に入りの僧良弁との話、聖武天皇の異母兄弟の話など、奈良時代の短編集。主人公の心の内が克明に語られ、千年以上前の人間のことが現代人のように生き返る。最後の話は、現代を舞台としているが、ほとんど中身は吉備真備(やはり奈良時代)をめぐる江戸時代の話であった。この短編集を締めくくるにふさわしい謎解きを含んだ話である。初めて梓澤要の小説を読んだが、結構面白かった。

Posted by ブクログ

2018/01/08

遣唐使、写経生などなど、様々な立場で精一杯生きている そんな男たちの短編集。 とても面白くて、短編が苦手なのに、さくさく読めました。 描写がとても上手です。 とくにいきなり現代の話に飛んだ最後の話が、とてもよかったです。

Posted by ブクログ

2014/05/09

5つの短編集。表題は遣唐使として阿倍仲麻呂とともに中国で果てたという藤原清河の中国での忘れ形見。喜娘が魅力的な明るい女性として描かれている。忠実に仕える巨人・、如安そして日本に送る役割の大伴継人。奈良麻呂の乱が最後の落ち。また「惜花夜宴」は長屋王の梅にまとわる回顧談。奈良平安朝を...

5つの短編集。表題は遣唐使として阿倍仲麻呂とともに中国で果てたという藤原清河の中国での忘れ形見。喜娘が魅力的な明るい女性として描かれている。忠実に仕える巨人・、如安そして日本に送る役割の大伴継人。奈良麻呂の乱が最後の落ち。また「惜花夜宴」は長屋王の梅にまとわる回顧談。奈良平安朝を時代背景にした短編小説の数々である。最後は現代を舞台に吉備真備を追う。このような構成になっている意味は分からなかった。

Posted by ブクログ

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