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日本経済新聞は信用できるか ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/04/10 |
JAN | 9784480427052 |
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一般に、メディアに長期的な展望や相互の記事の整合性を求めるのは八百屋で魚を求めるに等しいが、本書は日本経済新聞という日本で唯一の日刊経済新聞を対象に、主にバブル期以降の社説を中心とした記事・論説にメスをいれ、そのおどろくべき浅はかさ、一貫性のなさ、徹底した自省の不足、そして「日本の後進性」にといった見方に代表される硬直したイデオロギー的傾向をクリアーに暴き出す。痛快の一語に尽きる。 増補としてリーマンショック以降の言説にも目配りされている。 本当の意味で日経新聞の読み方を会得したい方にはぜひおすすめしたい。
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日経新聞は300万部発行している日本最大の経済新聞。だからこればっかり読んでいるから鵜呑みにしている人が多いがそれは危険。 アメリカ型と企業統治は日経新聞のおすすめ品。 なんでもアメリカ礼賛。 日経新聞のアメリカが望ことは日本の消費者も望むという無茶苦茶な理論はIT革命騒動の際に...
日経新聞は300万部発行している日本最大の経済新聞。だからこればっかり読んでいるから鵜呑みにしている人が多いがそれは危険。 アメリカ型と企業統治は日経新聞のおすすめ品。 なんでもアメリカ礼賛。 日経新聞のアメリカが望ことは日本の消費者も望むという無茶苦茶な理論はIT革命騒動の際に遺憾なく発揮された。情けない。 日経新聞もかつてに比べれば、中国報道については随分と慎重になった。 アメリカが望ことは日本の消費者にとってもよいというのが日経新聞の理論だから要注意。 日経新聞に騙されないためにも、他に東洋経済とかダイヤモンドとかも読むようにしている。
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なんであれ未来の出来事を予測することは、よほどの見識と情報、理屈に裏付けられていない限りはたんなる妄言ないしは期待になりがちだ。その点は作者曰く「日本唯一の経済新聞」である(著者的に日本証券新聞や株式新聞はどーなんかと思うが)日本経済新聞も例外でなく、時代時代の記事を見ていけば...
なんであれ未来の出来事を予測することは、よほどの見識と情報、理屈に裏付けられていない限りはたんなる妄言ないしは期待になりがちだ。その点は作者曰く「日本唯一の経済新聞」である(著者的に日本証券新聞や株式新聞はどーなんかと思うが)日本経済新聞も例外でなく、時代時代の記事を見ていけば流行に溺れ、ある時は財務省、またあるときは米国や「ぐろーばる・すたぁんだーどっ」の権威を笠に着る、現在から見れば提灯記事以外の何者でもないような記事で溢れていたりするのである。 かといって、著者のように「だから日経新聞はダメだ!」というのもやや暴論。なんだかんだでマーケットの統計を得るのに便利であるし、著者が引用しているFinancial TimesやWall Street Journalとて提灯具合ではどっちもどっちであろう。結局の所「情報の取得先を限定しない。根拠の薄い断定情報は鵜呑みにしない」という情報リテラシーのいろはに行き着くだけのことであって、むしろ「日経新聞をどーつかうか」を考えることこそが重要なのではないだろうか。
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