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私の男 文春文庫
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私の男 文春文庫

桜庭一樹【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2010/04/08
JAN 9784167784010

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商品レビュー

3.8

628件のお客様レビュー

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2026/03/11

近親相姦といえばそれまでだけれど、深い愛で結ばれた父と娘の話なのだろうか? 欠損家族だから故、なのか?どうしても、淳悟が花の中に母を見て、一線を越えてしまったことに歪んだ身勝手さを感じて嫌悪感が湧く。対し、花は一途に淳悟に身も心も捧げるわけだけだが、子どもは親を選べない。正しさは...

近親相姦といえばそれまでだけれど、深い愛で結ばれた父と娘の話なのだろうか? 欠損家族だから故、なのか?どうしても、淳悟が花の中に母を見て、一線を越えてしまったことに歪んだ身勝手さを感じて嫌悪感が湧く。対し、花は一途に淳悟に身も心も捧げるわけだけだが、子どもは親を選べない。正しさは大人から教えて貰う。一番信頼している大人から。歪んでいる事実に気付く機会さえ与えられないまま、いつしかそれを純度の高い愛だとはき違えてしまう。 2人の関係に肯定は出来ないながらも、引き込まれる文章に美しい情景が浮かび、物語に没頭した。

Posted by ブクログ

2026/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1行目で心を奪われてしまった。 花が浮悟について語るとき、複数の呼称を使う。 状況、心情によって変わるものかと思っていたが、違うのかもしれない。私の男、淳悟、おとうさん、花にとってその全てが腐野淳悟なんだろう。 呼称の使い方が巧妙。 お父さん/おとうさん これは別の人物 お兄さん→名前呼び これは関係性の変化 複数回出てくる「お⋯⋯」の気味悪さと言ったらもう肺に吐瀉物が溜まるような気分。 ・花の母と淳悟のこと レイプなのか。そうだとしてどうして産んだのか。 『母』が恋しくて断れない程に縋ったのか。 ・淳悟視点での淳悟が求めたもの 血の人形←愛しているとは思えない表現 あんなに舐めるようにして愛し育てているのに、この表現は花ではない他の何かを愛しているようだ。 それが「お⋯⋯」なのだろうか。本人の語りで知りたい。(本人から語られないからこそ良いのだろう) ・淳悟の行方 ・田岡の処分方法 ・小町は田岡の失踪をどう考えるのか 田岡が淳悟宅を尋ねる予定だったこと、地元の連中にバレてないということは、小町は田岡から連絡があったことを淳悟いがいの誰にも話してないんじゃないかと思う。なぜなのか。 ・美郎は淳悟と花の関係に気づいているのか。 ハネムーンを終始楽しそうに過ごしたというところ、そんなに楽しそうに出来るかな?と思う。淳悟から奪って淳悟の手が届かない場所に花といる喜びなのだろうか。 とにかく面白かった。 私はこれを読みながら、蕁麻疹が出た。 そして読み進めるほどに肺が痛くなった。 要するに体に支障をきたすほどの内容なのに読み終えるまで止まれなかった。

Posted by ブクログ

2026/02/11

個人的にはとても良かった。桜庭一樹は4冊目だけど1番好き。ただ近親相姦の話だし読み手によっては淳吾をロリコンだと言う人もいると思うので、好みが分かれる作品である事も理解出来る。 結婚間際の主人公花と40歳の淳悟から物語が始まり、二人の関係性を軸として年月を遡っていく形で話が進む...

個人的にはとても良かった。桜庭一樹は4冊目だけど1番好き。ただ近親相姦の話だし読み手によっては淳吾をロリコンだと言う人もいると思うので、好みが分かれる作品である事も理解出来る。 結婚間際の主人公花と40歳の淳悟から物語が始まり、二人の関係性を軸として年月を遡っていく形で話が進む。2人の未来を先に知ってるからこそ、お互いがお互いを想いすぎてる描写が出てくる度に苦しくなった。(特に花が9歳の頃と高校生の頃) 読み終わってから数日経ってるけどこの2人が頭から離れない、本当に良かった

Posted by ブクログ