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無限と連続 改版 現代数学の展望 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2007/02/22 |
JAN | 9784004160038 |
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無限と連続 改版
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商品レビュー
4.1
22件のお客様レビュー
初版は1952年で、私の本は2022年の第67刷でした。 無限にも大小があるという不思議なことや、数字ではなくて「働き」についての話など、正直言って半分も理解できていないと思いました。 でも、はしがきに書かれている、音符が読めなくても、感受性さえあればすぐれた音楽の鑑賞家にはなれ...
初版は1952年で、私の本は2022年の第67刷でした。 無限にも大小があるという不思議なことや、数字ではなくて「働き」についての話など、正直言って半分も理解できていないと思いました。 でも、はしがきに書かれている、音符が読めなくても、感受性さえあればすぐれた音楽の鑑賞家にはなれるはずである。まったく同じように、数式なしで数字を「鑑賞する」ことはできないだろうか。 という感じで、数学の雰囲気は鑑賞できたと思います。 この本の数学は現実世界とは関係ない世界で人間が創造したものかと思われましたが、量子力学や相対性理論の世界では、これらの数学があてはまる、ということなので、こういう数学も人間が創造したのではなくて、この世界にもとからあったのを人間が発見したのかな、などと哲学的なことを思いました。
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この本は、頑張って読みましたが、達成感がありませんでした。亡くなった祖父の部屋にあったので、読みました。私は数式で計算したり考えたりするのは好きですが、この本には良い印象は持てませんでした。「理解できないものを、尊いものとありがたがる」日本人の特性に付け込んだ本のように感じます...
この本は、頑張って読みましたが、達成感がありませんでした。亡くなった祖父の部屋にあったので、読みました。私は数式で計算したり考えたりするのは好きですが、この本には良い印象は持てませんでした。「理解できないものを、尊いものとありがたがる」日本人の特性に付け込んだ本のように感じます。複数の章に分かれていますが、散漫な感じがしました。 この本は、数学の定義だけ並べて、ゴールのようなものがありません。著者だけでなく当時の(今も?)数学者は、入門とは何らかの本質を語ることではなく、「すごそうなもの」の雰囲気を定義で権威的に示すことだという感が値をお持ちなのかもしれません。私は定義だけではそれは新しい知を得たとは感じられず、むしろそれまで定義を並べ立てたのはただの目くらましのように感じてしまいます。勿論、その先に何かの知見があるのでしょうがそれには触れないので、読者として馬鹿にされている感じがしました。 かなり昔に書かれたものです。前書きには1951年とありました。アンコール復刊ということで2007年に印刷されたものです。祖父は、昔読んで懐かしくて購入したのか、何らかの知に触れられそうかと思ったのか、理由は今となっては分かりません。 今は情報がかなり手に入れやすくなりましたが、この時代は、数学のこれらの少し専門的な知識は、特権階級である学者、しかも数学の学者しか持てないものだったのでしょう。ここにある集合論、群論などの用語と定義に触れるだけで、当時の知識に憧れる人々には魅力的だったのでしょう。当時、教職か建築士をしていた祖父にとってもそのような魅力的な本に感じたのかもしれません。不変部分群の定義などをかなりしっかりとしているので、それらを使って何か主張があることを期待して読んでいました。私は群論は大学で学んだことななく、「5次方程式の解の公式が存在しない」ことの証明を知りません。ガロアの名前も出てきて、それとなくにおわすことはあったのですが、そこには話が至りませんでした。 やたらと社会を集合ととらえ、集合論や群論の説明に利用しています。当時、いろいろな概念が否定されて新しくなっていく時代の空気を感じ、それを学者の文筆業に反映させているのかもしれません。ただし、この著者が社会運動の活動をされたのかは存じません。例えも含蓄があるようには感じられませんでした。 数学者の知識が特権であるがゆえに許される本、という感じます。特に、本質的な所は専門家に限らずお互いに話し合えるものと私は考えるのですが、数学に関しては特に、用語を知らないがためにバリアを築かれる、というのが、中学高校大学でも私の経験で、特にこの本はその用語だけを売り物にしてマウントをとられるようで、大人の今となっては腹立てたりしませんが、少なくとも良書とは思えませんでした。数学が好きな人に、雰囲気を餌に引き寄せ、肝心なところを話さない、そういう本です。いつの時代も啓蒙書というのは一定の需要があり、その中の一冊という感じでした。もちろん、啓蒙書や入門書は、書くのが難しいことは承知ですし、私の感触が絶対だとは全く思いません。個人の意見ですが、私はこれを誰かに積極的には薦めません。疲れました。数学は数学者のものではない、と改めて感じました。以上。
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集合論、群論、位相空間についての一般向け入門書。いわゆる”理系”でない人にもわかりやすくしようと、数式はあまり使わないように書かれている。ただ、昔の本は最近の類似の入門書より、内容が高度だったり、例がかなり圧縮された記述でパッとわかりにくかったり、でこの本も例に漏れない。薄さの割...
集合論、群論、位相空間についての一般向け入門書。いわゆる”理系”でない人にもわかりやすくしようと、数式はあまり使わないように書かれている。ただ、昔の本は最近の類似の入門書より、内容が高度だったり、例がかなり圧縮された記述でパッとわかりにくかったり、でこの本も例に漏れない。薄さの割には内容が圧縮されていて、けっこう時間をかけて楽しめる。(この本がさらっと読めてしまう人はそもそもよむ必要があまりない人だろう)含蓄もあり古典感がある。もうちょっと具体的に、という人は同じ著者の『現代数学対話』がいいと思う。 昔の”本を読む人”は賢かった、ということもあるだろうが、今ほど本が溢れていないからもっとゆっくり読む習慣だったのかもしれないな、、なんてことをちょっと思ったりもした。
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