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グローバル化の中のアジアの児童労働 国際競争にさらされる子どもの人権
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グローバル化の中のアジアの児童労働 国際競争にさらされる子どもの人権

香川孝三(著者)

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グローバル化の中のアジアの児童労働 国際競争にさらされる子どもの人権

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明石書店
発売年月日 2010/04/05
JAN 9784750331744

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2012/02/19

児童労働というと、その昔、経営系の大学院にいた頃に、ビジネスエシックスで学んだ。ファイナルの試験は、暖房のない神学部の校舎で震えながら4時間。室温はおそらく2-3度だったろう。手がかじかんでよく書けなかった。さらに後日口頭試問で教授の部屋にいったな。アリストテレスと絡めて質問され...

児童労働というと、その昔、経営系の大学院にいた頃に、ビジネスエシックスで学んだ。ファイナルの試験は、暖房のない神学部の校舎で震えながら4時間。室温はおそらく2-3度だったろう。手がかじかんでよく書けなかった。さらに後日口頭試問で教授の部屋にいったな。アリストテレスと絡めて質問されてピンチだった。 「グローバル」というのが、現在の読書の一つのキーワードであるので、しかもこれに「アジア」と「労働」と連関するキーワードを沢山つけられて、興味を持ってめくってみた。   1部では児童労働の実態としてパキスタン・インドにおけるサッカーボール製造、バングラディッシュにおける船舶解体、中国全般、ベトナムのストリートチルドレンが扱われ、2部では児童労働をなくすための対策として、さまざまな協定や指針、行動規範が紹介されている。 全般的にカタログ的な事象の羅列になっている。1部の実態の紹介では政策的な視線で、個々のいのちに対する記述がほとんどなく、そのため現実がビビッドに浮かび上がってこない。   何より残念なのは、タイトルで「グローバル化」さらに表紙には「国際競争にさらされる子どの人権」とつけておきながら、グローバル化に対する考察がほとんど全くなされていないことだ。第一、国際競争といっても何と何が競争しているのか?第二、グローバル化の範囲を、経済、文化、個人の内面のレベル等何処まで踏み込むのか?第三、経済のグローバル化に伴って、先進国の産業構造がどのように変化し、そのために途上国の産業構造がどのような影響を受け、結果こども達がどのような影響を受けているのか?第四、経済のグローバル化というと、すぐにナイキのような大きな企業の事例が出てくるが、事業所数としては全く大多数となる小規模な企業やファミリービジネスはどのように考察されるのか?第五、人権というとなかなか欧米的な発明であり、これはこれで大変偉大な発明であるのだが、それをそのままアジアは受け入れることに何か考察を加えられなかったのか?第六、学校に行っているいないという、形式的な実態だけで、変化している産業構造の中で機能する労働者を生産できているかどうかなどと判断できるのか、などなど。   ぺらぺらとめくっただけでも、あれこれと疑問が出てきた本で、まあタイトルの20%くらいは得るものがあると、思っていたほうが良かった。まあ、1冊の本で出来ることも限られてくるので、この本に関しては児童労働にかかわる各種のお役所・大企業の取り組みのカタログと捕らえたほうがいいだろう。

Posted by ブクログ