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ものいわぬ農民 岩波新書
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ものいわぬ農民 岩波新書

大牟羅良(著者)

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ものいわぬ農民 岩波新書

定価 ¥990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2002/06/14
JAN 9784004150091

ものいわぬ農民

¥770

商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2024/09/24

心が洗われた 内容は 戦後の農村で農民の本音を聞き出す話 だけど 人生かけて聞き取りした 作者の 敬虔な姿勢と その文章の丁寧さが 今時にはなく 優しい気持ちになれた 最初は嫌いだった上司の琴線にふれたり それに感謝したり なれたらいいなとおもえた NHKの番組で若い俳優が読...

心が洗われた 内容は 戦後の農村で農民の本音を聞き出す話 だけど 人生かけて聞き取りした 作者の 敬虔な姿勢と その文章の丁寧さが 今時にはなく 優しい気持ちになれた 最初は嫌いだった上司の琴線にふれたり それに感謝したり なれたらいいなとおもえた NHKの番組で若い俳優が読んでた ので 感化され読んだ

Posted by ブクログ

2024/08/25

かなり良かったけど刊行から五十年以上立っても読み続かれる受容史を知りたくなった。著者の意図はともかくかなり階級闘争的なものがあるので 方言資料としてもいけるかも……

Posted by ブクログ

2024/03/04

俳優の水上恒司さんが「あさイチ」で読んだ、と言った本。農村部の暮らしと歴史に関心があるので、タイトルに惹かれて読んでみたら、かなり衝撃の内容だった。 本は1958年初版。時代は戦後、復員してから古着の行商を行なった4年間と、作者がその後携わった「岩手の保健」誌に掲載された7年間...

俳優の水上恒司さんが「あさイチ」で読んだ、と言った本。農村部の暮らしと歴史に関心があるので、タイトルに惹かれて読んでみたら、かなり衝撃の内容だった。 本は1958年初版。時代は戦後、復員してから古着の行商を行なった4年間と、作者がその後携わった「岩手の保健」誌に掲載された7年間の昭和20年代の頃と思われる。場所は岩手県の山間部にある村や部落。 著者は学者ではない。行商を行う間に聞いた話をそのまま書き起こして、自分の感じたことを書き添えている。のちに保健誌に関わるようになっても、やはりそのままの声を上げたほうがいいと判断して、聞き書きをそのまま載せるようにした。ここには農民の本音が表れている。 これを過去のこととして読むのではなく、農民の歴史の声として残すことは意義があると思う。日本各地にそれぞれの声があるだろうし、歴史もある。 北海道では本多勝一が昭和30年代〜40年代における道東の農家を自分の足でルポしていて、その内容もかなり衝撃的だった。開拓の歴史を当事者が語るものとして、斜里町にも「語り継ぐ女の歴史」があり、こちらも読みたいのだが、3冊は入手できなかった。 「ものいわぬ」とは、決して話さないのではなく、よそ者の行商人にはこぼすが、身内や村内では大っぴらに口にできないという意味だ。彼らにとって村だけが世界であり、そこに暮らしていくには本音を口にしてはならないことが多かった。 今も農村の主婦のエッセイが新聞誌面に載っている。そこにも開拓二世や一世が垣間見えることがあるが、それを語らない老人も多い。

Posted by ブクログ

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