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リーンの翼(1)
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リーンの翼(1)

富野由悠季【著】

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リーンの翼(1)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2010/03/24
JAN 9784048740098

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商品レビュー

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2025/10/13

リーンの翼「完全版」1巻では、作中の出来事ではカドカワノベルス旧版4巻半ばの内容までを含む。旧版・完全版の関係は必ずしも両者は同文ではなく、むしろ文章は全文にわたって細かにリライトされているうえ、ストーリーの再構成上いくつものエピソードの出入りがあったりし、「完全版」と名乗ってい...

リーンの翼「完全版」1巻では、作中の出来事ではカドカワノベルス旧版4巻半ばの内容までを含む。旧版・完全版の関係は必ずしも両者は同文ではなく、むしろ文章は全文にわたって細かにリライトされているうえ、ストーリーの再構成上いくつものエピソードの出入りがあったりし、「完全版」と名乗っているからといって旧版の価値を全く排してしまうとも言い切れない。富野監督の御文章を堪能したいファンには、両方を手元に置いて二回読んでも飽きないくらいの「差異と変化」があります。 差異について触れると、作中描写のうち距離や人数、弾丸などの数量、場の照明の数といった世界観や戦記のリアリティにかかわる情報の更新箇所は枚挙に暇がない。人物の心情にかかわる文章のニュアンスがこまごまと足し引きされてもいて、とくに迫水とアマルガンの関係の微妙な変化は注目に値します。 1983年頃の旧版と2010年の完全版とでは、この間の富野監督の作品歴を反映し、小説の文体の変化、人物の心理洞察のアプローチも変わっている。とくに重要なのは作者としての「歴史観の変化」らしい点も端々に指摘できるように思え、富野研究というテーマの対象としての『リーン』新旧は将来興味の尽きないテキストであり続けるでしょう。 その興味でない読者にとっても通読の際に少しわかりにくい諸点があります。完全版から読み始めた場合でも、旧版由来で引き続き文中の誤り・混乱のある箇所が若干ながら残っており、地名のベッカーラ、ミラヤマ、人名のガブロラウについては本文に誤り。迫水と行をともにする大勢のキャラクター達には著者ご自身も把握整理に苦労しておられたようです。

Posted by ブクログ

2013/05/25

見事だよ鈴木君!鈴木君じゃなくてサコミズ・シンジロウ君のお話だったよ鈴木君! さて、メディア媒体で目にして気になった本作。手にとってみればなんとメディアのそれとは違い、まずは始めの聖戦士の物語ありきの一冊ときた。 異邦の者を迎えることにより世界という大海に生じた小さな波紋。一巻...

見事だよ鈴木君!鈴木君じゃなくてサコミズ・シンジロウ君のお話だったよ鈴木君! さて、メディア媒体で目にして気になった本作。手にとってみればなんとメディアのそれとは違い、まずは始めの聖戦士の物語ありきの一冊ときた。 異邦の者を迎えることにより世界という大海に生じた小さな波紋。一巻ではこんなもの。物語の続きを期待させるのは綺麗な文体ではなく人間味を帯びたセリフの一片か。

Posted by ブクログ