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姉妹の家(下) 集英社文庫
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姉妹の家(下) 集英社文庫

シャルロッテリンク【著】, 園田みどり【訳】

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姉妹の家(下) 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2010/03/18
JAN 9784087606010

姉妹の家(下)

¥825

商品レビュー

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2017/10/04

図書館で。 ドイツで人気の作家さんとのことだけど…うん、なんか壮大なようでいて結局は家族内痴話喧嘩じゃん、みたいな話だった… とは言えなんとなく最後が気になりこの厚さを読んでしまったなぁという感じ。 それにしても登場する人物に好感を持てない小説だった… 唯一好感を持てたのは祖母ケ...

図書館で。 ドイツで人気の作家さんとのことだけど…うん、なんか壮大なようでいて結局は家族内痴話喧嘩じゃん、みたいな話だった… とは言えなんとなく最後が気になりこの厚さを読んでしまったなぁという感じ。 それにしても登場する人物に好感を持てない小説だった… 唯一好感を持てたのは祖母ケイトと被害者(色々な意味で)のラルフさんぐらいか。そしてヴィクトリアは被害者ですよねぇ?あんなに悪しざまに言われるほどでも無かろうほどに…と読んでいて同情しました。 主人公のフランソワ?フランシス?さんはなんて言うのか満たされない人で読んでいて疲れました。結局のところ彼女は妬みの人なんだろうなぁ。父親が容姿の良い(でも正直、性格も穏やかでつきあいやすそうな人だと思うけど)妹ばかりを愛していると思いこんでいた事から彼女の不幸体質というか僻み体質はスタートしたんだなぁ。巻き込まれた周囲はエライ迷惑。彼女は女性キライの男性好きだったんだろうなぁと思うので周りに女ばっかりだったのが悲劇だったのではないかと分析してみたり。最初は父親の寵愛、次は兄の世話、そして妹と男を取り合う事二回。大体、本気でジョンなる男を愛していたのかも怪しいものだ、という感じ。こういうの読むと女性の恋愛は上書き保存なんて言われているのも疑問だなぁ。女性はいらなくなったらポイするけど、それを他人が拾うといきなりそれが惜しくなる、という性質も持ち合わせているんだろうな、うん。 大体、なんで妹を憎むんだ?作中、妹がバカだ中味が無いだと散々に扱き下ろして…だったらアンタはどうなんだ?(笑)自分だってロンドンでフラフラしただけだろうに(笑)妹を憎むなら男を憎めよ!とツッコミを入れたい。作者は実生活で仲の悪い妹でもいるんだろうか?と疑ってしまうレベルの妹への毛嫌いっぷりにちょっと引いてしまいました… 女性参政権運動への関わり方も正直首突っ込んでトラブルを起こしただけだし…信念が無いのにそういう事をしてはイカンですな。振り返ってみると彼女の行動ってことごとく周りを不幸にしてるな… 父母は娘の投獄、断絶した祖父への謝罪で心を痛めたし、叔母は預かっていた知人の息子が彼女の所為で自殺するし、兄の恋人は財産を使い果たした上に兄をさらわれるし、妹は旦那と不倫され続け離婚されるし、預かった姉妹はバラバラになり、特に妹の方は意味なく(意味はあるだろうけど子供からしたら理不尽な理由で)嫌われ追い出され、姉は事件の共犯となったことで生涯あの家に縛りつけられた… いやはや酷いな(笑)そして父が死んだのは妹が離婚した事でトドメをさした、と人の所為にする。いや、妹が離婚したのはアンタがずっと義弟と不倫してたからでしょ。責任転嫁も甚だしいなぁ(笑)と、あまりの自分勝手さと、自分は悪くないもん、と正当化する姿に呆れてしまいました。 読み手であるバルバラさん?も変な人。旦那を異様なまでに寄せ付けなかった割にえ?そんな簡単に?という感じにコロリと怪しい隣人と良い仲になり、最終的に刑事事件にまでなってしまう。うん、君はなんなの?(笑) というわけで「おんな」の話と後書きにありましたがまあ「おんな」ばかりで息が詰まるよね、という話だったんだなと思いました… 昼ドラみたいと思えば人気あるのも理解できるのか?う~ん、難しい。まあでもフランシスさんに何度も降られたジョンがそれでも彼女をスキスキで50近くまで奥さんをないがしろにして浮気してた、みたいなのは女性の妄想っぽいな(笑)そんな女性に都合の良い展開、あんまりないもんな…(笑)まぁ、そこまで良い男が出てこないってのが微妙にリアルなのかも。ハーレクイン並のイイ男だったら彼女も17だか18で求婚された時に結婚をためらったわけなのかもしれないものなぁ(笑)

Posted by ブクログ

2011/08/11

表紙を見るとロマンス小説かとひいてしまうのですが、内容は『嵐が丘』をベースに『風と共に去りぬ』をミックスしてS・キングを少々といった盛りだくさんのドラマティックなサスペンスです。イギリス、ヨークシャー州の屋敷に豪雪で閉じ込められたドイツからの旅行客バルバラが、屋敷の元持ち主で2つ...

表紙を見るとロマンス小説かとひいてしまうのですが、内容は『嵐が丘』をベースに『風と共に去りぬ』をミックスしてS・キングを少々といった盛りだくさんのドラマティックなサスペンスです。イギリス、ヨークシャー州の屋敷に豪雪で閉じ込められたドイツからの旅行客バルバラが、屋敷の元持ち主で2つの大戦を乗り越えた勇ましいイギリス女性フランシスの残した回想を偶然見つけ、屋敷で繰り広げられた秘密を知ってしまい…と表紙からは想像もつかないようなおどろおどろしい一面のある作品でした。結末はあっけないです。作者はドイツでは人気らしいです。歴史大作を書いているそうなので、翻訳されたら読んでみようかなあと思います。

Posted by ブクログ

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