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無知について 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2010/03/16 |
| JAN | 9784003271247 |
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無知について
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ペトラルカに対する友人たちの不正な評価を論駁した書。 ですが、むしろペトラルカが自身を慰めるための文章のような気がする。 彼自身はキリスト教信仰者として正道を歩んでいるという自信と希望を持っている一方、年老いても未だ怒りや悲しみなどの感情が起こるのを抑えることができず、葛藤している様が人間的で好感を持てる。 ペトラルカが最も大切だと考えたのは神に対する信仰でした。 信仰とは神を知ろうとすることではなく熱烈に愛することです。 「善であろうと意志することは真理を知ろうとすることより優れている」とも述べています。 キケロの言うように「ことばにも顔にも心を表し、何事も自分自身と話すように友人たちと話す」べきである、というのは良い考え方だなと思いました。
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九州フランス語文学会出版の「フランス文学論集」No44mp 高木雅恵さんの論考にでてた。 「カルメン」が自然の描写とかかなり意識して書かれてるって話。人文主義者らペトラルカなどが自然を賛美してたって話。 で、読みたくなった。
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ペトラルカの時代において、キリスト教を信じるということは、キリスト教以外を排除することを意味したのだろうか。古典学の方法において、ペトラルカは普遍的なことを喋るが、これではキリスト教信者以外が救われない。この本の射程から宗教がない現代をどう捉えるか、が私のこれからの自分自身への課...
ペトラルカの時代において、キリスト教を信じるということは、キリスト教以外を排除することを意味したのだろうか。古典学の方法において、ペトラルカは普遍的なことを喋るが、これではキリスト教信者以外が救われない。この本の射程から宗教がない現代をどう捉えるか、が私のこれからの自分自身への課題だ。
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