今ベールを脱ぐジェントルマンの極意

寛仁親王【著】

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2010/03/13
• JAN: 9784093881111

商品レビュー

2019/04/30

本物とは原点を知ってそれをマスターすることであり、マスターした上で、その余白のどこかを崩すことがお洒落の一部になるのだと思います。

ユニフォームが上手に着られる人というのは、たぶん本当にお洒落な人じゃないだろうか。

2015/01/16

これは珍しい本。三笠宮寛仁親王が殿下自ら男のファッションについて語った本である。殿下は生粋のＩＶＹボーイ。私も英国のトラディショナルスタイルやＩＶＹっぽい服装を今でも目指している。ＩＶＹ御用達銘柄はＶＡＮ・Ｋｅｎｔ・ﾃｲｼﾞﾝﾒﾝｽﾞｼｮｯﾌﾟ・横浜元町のＰＯＰＰＹであり、殿下のワードロープにもこれらが揃っている。服装についてはまず全ての基本を押さえた上で、そこから少しずつ崩していくのがお洒落とのこと。但しゴルフを丸首シャツ（Ｔｳｯｽﾞのこと）でやったり、ポロシャツを外に出したり、クラブハウス食堂で上着を着ないとかは全く駄目とのこと。伝統を何処まで守るかもファッションセンスを問われるものである。親子で外国に行かれるときも、二人で調和の取れない服にならないよう、全日程における服装を事前に打合せするそうだ。お洒落な人は大変である。

2012/08/01

男の人のおしゃれの本って、あまりないので
興味をもって読みました。

皇室の方々と私たち普通の者とでは、
求められるドレスアップの度合いやコードも
違うのだと思いますが、こういうおしゃれの世界も
あるんだなと知っておくには面白い一冊でした。

対談形式なので堅苦しくなく読めますし
意外にもくだけたお人柄が垣間見えました。

男の人も随分オシャレになって綺麗ですけれど
正統派の紳士はなかなかいない気もします。

お洋服の着こなしだけじゃなく、言葉遣い・しぐさ、
そして優しさや思いやりがないと、
素敵にはなれないと思います。

それを感じ取るのには格好のご本ですね。

でもまあ、それは女も同じ…。
身につまされます。

はぁぁ…。